グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年12月17日

WRジャヴォン・ウォーカー躍進の理由

WRジャヴォン・ウォーカーは3年目の今季、大きく躍進してプロボウルの有力候補となっている。Journal Sentinel紙の集計によると、彼にパスが投げられたのは115回、そのうち「落球」とカウントされたのはわずか1回だけ。第2週ベアーズ戦でスラントパスをキャッチミスしただけだという。「落球率」は0.87%という驚異的な数字となり、ただのディープスレットではなく、大事な場面でQBから信頼されるエースに成長してきた。

QBファーヴが先発QBとなった1992年以来、シーズンに100回以上パスが来た(キャッチ数ではない)レシーバーは延べ17人。今年のウォーカーの0.87%に迫る数字は、1994年のWRロバート・ブルックスの1.6%。 次は大きく離れて2000年のWRシュレーダーの4.2%。最も悪かったのは1996年のWRフリーマンの8.9%。

ファーヴのキャリアでおそらく最高のレシーバーだったWRスターリング・シャープは、1992年の落球率が6.5%、93年が4.8%、94年が6.8%だった。WRフリーマンの最高は1998年の4.3%。この2人合わせて4シーズンは、プロボウルに選出されている(2002年WRドライバーは補欠から繰り上げ出場)。次はウォーカーの番、となれるのだろうか。「そう思うよ。出たくない、と言ったら自分を過小評価することになる。出たいのは確かだ」とウォーカー。

プロ入り時から、「難しい球もキャッチできる上手さはあるが、集中力に欠けるのかイージーな落球がある」と彼は評価されていた。しかし昨年の7月に、近視を矯正するレーザー手術を受けると、視力が大幅に回復した。ルーキーシーズンには15.3%も落としていた落球王が2年目の昨季は3.5%となり、ビッグプレーメーカーとしての評価も急上昇した。

「彼のメンタル・ゲーム(メンタルは頭脳・精神の両方を指す)は、この2年で完全に変わったと言えるね。今の彼は自分の力を信じている。いいプレーを決められると信じている。ルート取りのことなど考えずに体が動いている。素晴らしい自信だよ」とロスリーOC。ここ数試合はWRドライバーの方が活躍し、ウォーカーのヤーデージはあまり伸びていないが、それは相手チームのウォーカー対策のためでもある。同僚のDBホーソーンは、「こう考えるといい。ウォーカーはランディ・モスのカテゴリーに入ってきたんだ。相手は彼をダブルチームしなくちゃならない。最近は多くのチームがそうしている」

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