過去の記事 |
2004年 >
11月 >
Packers 45 - 17 Rams
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年11月30日
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Rams (5-6) |
0 |
10 |
0 |
7 |
17 |
Packers (7-4) |
7 |
14 |
7 |
17 |
45 |
天気は晴れ。気温は-2℃。この月曜日はブレット・ファーヴの200試合連続先発出場を記念して "Brett
Favre Day" とすることを、ウィスコンシン州知事ジム・ドイルが先週発表。まさにそれにふさわしい試合となった。パッカーズはエースRBグリーンを欠きながらもオフェンスが機能し、1勝4敗からの6連勝を飾った。
第1Q。パッカーズが3&アウトに終わった後、ラムズの3rdダウン5で、CBトーマスがWRブルースにファンブルフォース、CBキャロルが拾ってそのまま左サイドライン際をエンドゾーンまで突っ走り、7点を先制。ラムズはWRマクドナルドへの16ydsパス、WRブルースへの22ydsパスなどでレッドゾーンに進むが、3rdダウンでDEトゥルーラックのサックが飛び出し、42ydsのFGを失敗。パッカーズはWRファーガソンへのパスとダヴェンポートのランでSTL陣に進むが、FG圏には入れずパント。
ラムズはRBジャクソンのランを中心にボールを進め、第2Qに入ったところで34ydsのFGを成功。パッカーズはRBダヴェンポートのランが出始めるとようやくオフェンスが噛み合い、最後はTEフランクスへのTDパスが通って7点追加。次の攻撃でも、ダヴェンポートの31ydsラン、TEフランクスへの29ydsパスで一気にSTL陣レッドゾーンに進み、最後はWRウォーカーへのTDパス成功。残り3分を切ってラムズは、ミドルレンジのパスを立て続けに通し、最後はWRブルースへの4ydsTDパスが決まって11点差でハーフタイムへ。
第3Q。反則もあってラムズはGB陣30まですんなりと進むが、エンドゾーンへのWRブルースへのパスをCBキャロルが見事にインターセプト。パッカーズはWRファーガソンへの27ydsパスでフィールド中央付近に進むがそこまで。ラムズはGB陣41での3rdダウン1でファンブルロストかと思いきや、プレー開始寸前にタイムアウトを取っていたとの判定で取り消しに。しかし42ydsのFG隊形からトリックプレーでKウィルキンズが走ったが、しっかり止めてターンオーバー。パッカーズはそのチャンスにダヴェンポートの37ydsランとWRドライバーへの15yds、16ydsパスであっという間にタッチダウン。18点差。
第4Qに入ったところでラムズは、WRブルースへのパスで56ydsゲインし、RBフォークへの8ydsTDパスで再び11点差に。しかしパッカーズは、ダヴェンポートとRBフィッシャーのランを中心に11プレー、6分弱を費やして3点を追加。ラムズはいきなりWRブルースへの33ydsパスでGB陣に入るが、サック&ファンブルなどで4thダウン17となり、ギャンブルできずパント。残り6分15秒からパッカーズはRBダヴェンポートのランで1stダウンを重ね、2ミニッツを切ったところで40ydsのTDランが飛び出してダメ押し。残り1分を切ったところで、ラムズのWRブルースが今日2つ目のファンブル、SホーソーンがリターンTDを決めてダメ押しのダメ押し。
- QBブレット・ファーヴは18/27、215yds、3TD。レーティングは127.8。序盤こそパスが通らずに苦しんだが、RBダヴェンポートのランが出るようになると、次第にオフェンスが回転し始めた。3rdダウン成功は3/8。3rdダウンが8回しかなかった。
- RBグリーンに代わって先発したRBナジェ・ダヴェンポートは、ラッシング19回178yds、1TDの大活躍。20yds以上のビッグゲインが4回もあり、大いにオフェンスを勢いづけた。RBトニー・フィッシャーも6回42yds。チームの平均は6.1ydsとものすごい数字。ただし、ラムズのラン守備はNFL31位。
- WR陣では、WRドライバーの6回85yds、1TDがトップ。WRウォーカーとTEフランクスが1TDずつ。
- OL陣は今日も被サックゼロ。チームのラッシングも計231ydsと完璧なゲーム。
- パス守備は終始ズルズルのまま。QBバルジャーは448yds、2TD。15yds前後のパスを数え切れないほど許した。3rdダウン成功も9/16とやりたいようにやられた。
- ブリッツを多用してもプレッシャーをかけられず裏目に出てロングゲインを許す、という今年の悪いパターンが今日も何度も繰り返された。いまはシャーマンHCがほぼオフェンス専任になっているだけに、スロウィックDCへの批判の声は小さくない。
- トータルヤードは両者互角だったが、決め手になったのはターンオーバー。試合開始直後のCBキャロルのファンブルリターンTD、そして第3Q冒頭にもキャロルは敵陣エンドゾーンでTDパスをジャンプして見事なインターセプトを決めた。
- プロボウル常連クラスのWRが2人いるチームとは今季初の対戦。CBアル・ハリスは試合のほとんどでWRトリー・ホルトをカバーし、5回51ydsと十分役目を果たした。しかし逆サイドのWRブルースに9回170ydsを許し、スロットに入ったWRマクドナルド(6回79yds)、WRカーティス(6回67yds)にはCBジョーイ・トーマスがずいぶんやられた。
- サックはDEキャンプマン、DTハント、DEトゥルーラック、DEバジャ=ビアミラが1つずつ。試合最後のバジャ=ビアミラのを除く3サックはいずれも効果的で、相手攻撃をパントに追い込む決め手になった。
- ラン守備は、わずか47yds、平均2.8ydsと申し分ない出来。
- 大きなケガ人はなかった模様。CBキャロルが第1Qにいったん退がったが、すぐに復帰した。DEトゥルーラックも同様。
- RBアーマン・グリーンがやはり欠場となり、RBダヴェンポートが先発出場。FSシャーパーは先発に復帰。
- アクティブ登録から外れたのは、RBグリーン、TEマーティン、OTベデル、G/Tモーリー、DE/DTコーリー・ウィリアムズ、CBジョンソン、Pサンダー、そして第3QBオサリバン。
- QBブレット・ファーヴは11年連続で20TDを記録。ダン・マリーノを上回ってNFL史上単独1位に。
- QBファーヴの200試合連続先発出場について、ボブ・ハーラン社長。「彼のプレーするクォーターバックは、リーグ中でいかにケガが多いかを考えると、これは大変な偉業だと思う。彼は週のなかごろに松葉杖をついていても、日曜日になるとフィールドに駆け出していく」
- パッカーズは、先週1試合だけ出場して足首をひどく捻挫したRBウォルター・ウィリアムズをインジャリー・リザーブに入れ、プラクティス・スクワッドにいたFBヴォンテ・リーチをロースターに昇格させた。FBリーチはさっそくスペシャルチームで出場し、タックルを決めている。彼は大学3年でFBに転向するまではLBだった。