グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年10月30日

サードダウン成功率1位

現在パッカーズの3rdダウン成功率は驚異的な51.6%を記録し、NFL1位となっている。QBファーヴの3rdダウンでのレーティングは103.3でNFL3位、WRウォーカーはNFL1位の15回282ydsを記録している。「賢いQB、賢いOL、そして良いプレーを決めようとするレシーバーたち。ウチにはその3つ全てがある」とLGウォール。シャーマンHCも同じように、「正直に言って、良いプレーをするのは、QBとレシーバー、それにラインのプロテクションだ。レシーバーたちとQBの間には強い信頼関係がある」と語っている。

選手たちのexecutionに加えて、プレーコールの部分ももちろん見逃せない。3rdダウンの研究とプランを担当するコーチがいて、相手ディフェンスの分析を元に、シャーマンHCやロスリーOCに提案を行う。昨年(3rdダウン成功率はNFL8位の41.1%だった)はレイ・シャーマンWRコーチがそれを行っていたが、今年はダレル・ベヴェルQBコーチが担当しているのだ。「ダレルはとてもいい仕事をしている」とシャーマンHC。

担当者だけでなく、多少の方針転換もあった。ロスリーOCによると、オフシーズンでの研究により、ファーヴのよく知っているプレーを使うほど成功率が高い、と判明したのだという。「我々が新しく創ったプレーを使うよりも、QBファーヴがよく知っているプレーを行った方が、成功率がずっと高い。だから、実際にやっているのは、コアとなる3rdダウンのプレー群を作ることだ。選手の入れ替えやフォーメーション変更やモーションをいじることなどはするが、コアとなる20から30ほどのプレーがあって、それを毎週ローテーションしていく」

シャーマンHCは、「3rdダウン6や7であっても、相手がRBグリーンの脅威を考えざるを得ないことも助けになっている。しかし一番大事なのは、対処しやすいヤーデージに留めていることだ」と語る。パッカーズの場合、3rdダウン5ydsまでは成功率71.4%。それ以上だと43.3%。11回中9回成功したカウボーイズ戦では、3、1、3、7、6、8、2、3、6ydsで成功、8ydsと14ydsで失敗だった。「対処しやすい3rdダウンヤーデージとなっている。それは、つまらない反則で2ndダウン20などになっていないのが大きな理由だ。反則をしていないし、サックされもしない。それが3rdダウンを容易にしているのは明らかだ。しかし結局は、3rdダウンでは選手がいかにそのコールを実行するか、ということに尽きるがね」

カテゴリ : Football