グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年10月 5日

QBブレット・ファーヴの脳震盪

シャーマンHCは、ドクターからの復帰OKが出ないうちにQBブレット・ファーヴをフィールドに戻してしまったのは、自分のミスだったと認めている。サイドライン付近を歩き回っていたQBファーヴがシャーマンHCの側に行くと、"You OK to go ?"とシャーマンHCは聞き、QBファーヴは"Yeah, I'm ready to go."と答えた。「私が彼をフィールドに戻してしまい、彼がタッチダウンを決めた後で、ドクターから、まだ復帰させたくなかった、ということを聞いた。だから、彼を復帰させたのは私のミスだ」

「私はダグ(ピダーソン)が出ていると思っていた。すると誰かが"ブレットが戻った!"と言った。彼が戻った経緯については私は正確には知らない。自分でもう大丈夫だ、と言って出て行き、素晴らしいプレーを決めたのだと思う」とロスリーOC。QBクレイグ・ノールは、「あんなことをしたからといってファーヴを責めることなんてできないよ。彼はそういう男なんだ。だからこうしてNFLで長くやっていられるんだ。だから彼は3回もMVPを獲っているんだ」

現地日曜夜の時点で、ファーヴの状態について詳しい発表はまだなされていない。試合中の様子をそばで見た人によると、ファーヴはTDパスを決めた直後は頭がはっきりしていたが、時間が経つにつれ、負傷したプレーを思い出すのが難しくなり、それを見たメディカル・スタッフが、さらに深刻なダメージを避けるためプレーをさせなかった、とのこと。診断の一環としてスタッフの指示で、QBノールはファーヴに対し、いくつかのプレーに関するクイズを出した。「この場合にQBはどこを読む?」などと数プレーについて質問をしたが、ファーヴの答えは完璧だったという。

その後もファーヴは試合に戻ろうとしたが、今度は「ドクターの許可が出るまではダメだ」とシャーマンHCが許さなかった。「スタッフは、ファーヴが少しぼんやりしていることを心配していた。たぶんあのTDパスの時もそうだったのではないかと思う」

ファーヴが脳震盪を起こしたのは、NFL入りしてから報道された限りにおいては、これまで1回だけらしい。1995年8月13日のプレシーズンゲームのスティーラーズ戦で、LBグレッグ・ロイドからイリーガルなヒットを受けたとき、とのこと。

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