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Notebook: ルーキーCB同士が衝突
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年9月29日
- 「シーズンは長い。過去を振り返ってみればわかるように、ウチのチームはシーズンを通して良くなってくる。今は人材の面での問題があり、対処が必要なのは確かだ。しかし、このディフェンスはいいディフェンスになる。そうなるという自信がある」とマイク・シャーマンHC。また彼は、改めてスロウィックDCへの全幅の信頼を示しながらも、効果を上げていないブリッツ多用のディフェンスを再考する可能性も示唆した。
- ボブ・スロウィックDCは、パスオンリーで攻めてきたコルツオフェンスへの対応が遅れたことについて、自身の責任を認めた。「間違ったことをたくさんしてしまった。ただ、後から言うのはたやすい。あれほど投げまくってくることを知っていたら、もっとカバー2を使ってCBを助けてやれただろう。そういうものだ」とスロウィックDC。その前のベアーズ戦で182ydsのラッシングを許し、しかもノーズタックル2人が欠場してラン守備に不安があったために、なかなかベースディフェンスを捨て切れなかったらしい。
- コルツ戦でのQBブレット・ファーヴのケガは、ハムストリングではなく、太腿の裏側を蹴られたことによる打撲にすぎない、とのこと。「ゴルフボール大のアザができていて、そのせいでこむら返りを起こしたのではないか」とシャーマンHC。ロスリーOCは、「ブレットはハムストリングを痛めたことがないので、どのような感じがするものなのか、わからなかったのだ。彼は水曜日の練習には出ると思う」
- 今回初めて明かされたブレット・ファーヴの左肩のケガについてシャーマンHCは、「昨年から私も知っていた。背番号4にケガがあれば、ある程度の懸念は常にある。彼自身はさほど心配していない。私が彼に様子を聞き、ドクターがチェックするが、パフォーマンスに影響することはない。彼がいつか引退した時に、(手術など)考えることかもしれない」と語っている。ロスリーOCはもう少し慎重で、「投げる時は常に左側から動きが始まる。その時に、高いレベルのトルクがかかるのだ」と心配している様子。
- ブレット・ファーヴ本人によると、「映画"リーサル・ウェポン"のメル・ギブソンみたいに、左肩関節がルーズにぐらついていて、ふとしたはずみで外れる」とのこと。 「それが戻せる限りは、問題ないさ」
- 先週の練習中に鼠蹊部を痛めてコルツ戦を欠場したCBアマド・キャロルは、次のジャイアンツ戦には出場の予定。シャーマンHCによると、遅くとも木曜日には練習に復帰するだろう、とのこと。
- CBマイク・マッケンジーは月曜日にコーチの前で走り、チェックを受けた。復帰が可能かどうか、水曜日にもう一度チェックを受ける予定。このケガがなければコルツ戦では先発させる予定だった、とシャーマンHC。欠場したのは本人の考えではなく、ドクターの診断によるものだったことを強調している。
- 情報筋によると、3チームがCBマイク・マッケンジーに興味を示しており、少なくとも1チームからはすでにトレードのオファーが出されているらしい。パッカーズはまだ、トレードに出すかシーズン後まで待つか考慮中のようだが、今のDB陣の苦闘ぶりから、「トレードはシーズン後にすべき」という論調が主流になっている。月曜日時点の噂では、セインツが2巡指名権 + 条件付きの4巡指名権をオファーしているとか。
- コルツ戦で鼠蹊部を痛めたRGマルコ・リヴェラは、今週の水曜・木曜と練習を休むかもしれないが、ジャイアンツ戦への出場は問題なさそう。なにしろチーム一の鉄人なので、本人もコーチも、欠場するはずはないと最初から決めてかかっているようなところがある。
- 2試合欠場したRBナジェ・ダヴェンポートについてシャーマンHCは、「今週か来週には復帰させたい」とのこと。しかし来週にずれ込む可能性が高そう。
- DTグレイディ・ジャクソンとDTジェームズ・リーの復帰はまだ先。
- ケガ人続出にもかかわらず、コルツ戦ではスペシャルチームにしか使ってもらえなかったCBジョーイ・トーマスは、大きな不満を表明している。「ショックだった。すごくショックだった。問題は、この困難にどうやって立ち向かうかだ。不運な状況だと僕は見ているし、このことで落ち込んだりせずに成長を続けていこうと努力してる。(首脳陣の決定を)理解したか? ノーだ。僕にできるのはプレーすることだけだ」
- スロウィックDCは、トーマスでなくドラフト外のホートンを使ったことについて、ホートンがスペシャルチームで頑張っていたことや前週にも出場して慣れていたことなど、曖昧な説明をしている。トーマスのプレーについては、「彼は非常に才能のあるアスリートで、ここまでの進歩に関して失望などしていない。もう少しアサインメントを確かにすることなど、メンタル面の向上が必要だ。彼は完全主義者すぎて、ときにミスをすると、次のプレーに影響が残ってしまうことがある。彼がすごい選手なのはわかっているし、毎週進歩していくことを当てにしている」
- Press-Gazette紙によると、ルーキー同士のCBアマド・キャロルとCBジョーイ・トーマスが先週月曜日に大喧嘩をしたようだ。それによると、DB陣のミーティングで2人が口論となり、それはミーティング後に部屋から出てからも続き、ついにキャロルがトーマスにつかみかかったところでチームメイトが間に割って入ったらしい。ひょっとするとトーマスはこの件でコーチから干されたのかもしれない。
- WRジャヴォン・ウォーカーが最後にファンブルしたプレーに関して訂正があり、2ヤード追加されてめでたく計200ydsとなった。パッカーズの選手が200ydsレセプションを達成したのは通算10回目。