グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年9月28日

ディフェンスのアジャストメント

ボブ・スロウィックDCが大きな批判を受けているのは、信じられないほどアジャストが遅く、立て直す前に大量得点を許してしまったこと。コルツ・オフェンスがマルチプルWRセットを多用してパスでガンガン攻めてきているのにベースディフェンス(4DL・3LB・4DB)を続け、ようやくダイム隊形(6DB)を使ったのは、すでに21点を失って28点目を失おうとする頃だった。確かにコルツはノーハドルを多用し、相手ディフェンスに選手交代の暇を与えないが、それは1ドライブに限ってのこと。後半はダイム隊形を主に使って10失点に抑えたが、なぜそれが前半からできないのか。

「いい質問だ」とCBホーソーン。「僕に聞いてるのか? 僕は知らない。本当に知らないんだ。要するに、LBたちにレシーバーをカバーしてくれるよう期待する、ということなんだろう。アジャストメントはした。それがもう少し早ければ、例えばそれが第1Qのうちなら、結果は変わっていたかもしれない。こんな試合ではそれが必要なんだ。ラムズと対戦するようなものだよ。もしラムズのようなチーム相手にベースディフェンスで対抗できたら、それは、素晴らしいディフェンスがある、ってことだ」

例によってコルツは(OCのプレーコールよりも)QBマニングのオーディブルをシステムの中心に据えて、オフェンスを組み立ててくる。「マニングは、こちらの弱点を全て突いてきた」と肩を落とすのは、今回も目立った活躍ができなかったFSシャーパー。「向こうはランをやる必要がなかった。たしかに驚くべきことだ。しかし、いったんオフェンスが回転し始めると、パッシングゲームだけで望むもの全てが手に入る、と向こうは気付いたんだろう」

むろんスロウィックDCの采配だけで負けたのではなく、選手たちのプレーもミスだらけで、CBとSのコミュニケーションのミスが目立った。「どのカレバレージでも、誰かをワイドオープンにしてしまった。やることなすこと、ミスばかりだった」とCBアル・ハリス。「すでに前半で致命的なダメージを負っていた」とシャーマンHC。

カテゴリ : Football