グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年9月22日

ラン守備の崩壊

ベアーズ戦で182ydsのラッシング(平均5.7yds)を許したラン・ディフェンス。いろいろな要素が絡んでいるが、まず第一にNTグレイディ・ジャクソンの欠場がやはり痛い。代わって先発したリーは、相手のプロボウル・センターのクルーツに易々と1on1でコントロールされ、相手はブロッカーを余らせることができた。リーを補うべきDTハントだったが、元気がなく、最悪に近い出来。ジャクソンがコンスタントにダブルチームを引き受けてくれる効果の大きさを、改めて思い知らされる結果となった。

開幕戦でRBスティーブン・デイヴィスをシャットアウトしたアグレッシブなディフェンスを、今回のベアーズは完全に利用した。ベアーズはミスディレクション系のプレーを多用、鋭いカットバックを切るRBトーマス・ジョーンズは、パッカーズ守備陣のオーバーリアクトを突いて、次々にロングゲインを重ねて行った。「プレシーズンから今に至るまで、相手のスキームに対して効果的にギャップを埋めることができずにいる。それは明らかだ」とシャーマンHC。

LB陣よりも、むしろ2人のセーフティ陣に問題があった、とコーチたちは考えている。8メン・フロントを布く際、シャーパーとローマンがかわるがわるスクリメージ近くにセットした。3rdダウン1で54ydsランを許したのは、シャーパーが前にセットしすぎたのが致命的なミスだった。

カテゴリ : Football