グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年7月18日

ロースター展望 DE編

期待ハズレだったDEジョー・ジョンソンとDEレイノルズをついに放出した。ドラフト指名も大物FA獲得もなかったため、けっきょく昨季後半とさほど変わりないメンバーで開幕を迎えることになりそうだ。DEバジャ=ビアミラはよいが、彼に続くパスラッシャーの出来がカギとなる。持ち前のハードワークで着実に進歩を続けるキャンプマンが、今年は開幕からスターターに。

ロースター枠はDL全体で9人。たまに10人の年もある。DE/DT兼任の選手が多いので区別が難しいが、DEが足りなければ(この2年で4人のDTを指名したこともあり)DTを多めにロースターに残すだろう。ドラフト外の選手たちが食い込むのは今年は難しそうだ。

カビーア・バジャ=ビアミラ

先発右DE。2000年のドラフト5巡指名で、1年目はプラクティス・スクワッドに落とされたこともあったが、2年目にブレークした。3年連続で2ケタサックを記録し、有力パスラッシャーとしての地位を確立。昨年春には高額の契約延長を手に入れた。しかし昨季前半はやや不調で、DTグレイディ・ジャクソンが加入してマークが緩くなったおかげで調子を取り戻した。一歩目の速さを活かしたパスラッシュは素晴らしいが、軽量タイプとあってラン守備は不得手。ただ、狙い撃ちされない程度には向上してきたか。

ナイジェリア移民の息子としてロサンゼルスで生まれた。元はイスラム教徒だったが、ルーキーの年にキリスト教に改宗。極めて信仰心が強く、どのインタビューでも「神」の名が出てこないことはない。弟のアクバーは同じくサンディエゴ州立大から、昨年レイダーズに入団している。

アーロン・キャンプマン

先発左DE。2002年にアイオワ大からドラフト5巡で入団。ルーキー年にはホリデイの欠場で6試合に先発、昨季もジョー・ジョンソンの戦線離脱で10試合に先発した。今年は開幕から先発することになりそうだ。極めて研究熱心で、ハードワーカー(6月18日の記事参照)。アサインメントミスが非常に少なく、いつでも、いい場所にいる。昨季はレギュラーシーズンを通して2サックだったが、プレーオフ2試合で3サックを記録した。

チューキー・ウォコーリー

Chukie Nwokorie と書いてチューキー・ウォコーリーと読む。パデュー大からドラフト外でプロ入りして6年目。昨年春にコルツからFA移籍してきた。両サイドのバックアップを務め、パスシチュエーションでキャンプマンに代わって左DEに入ることが多い。インサイドからラッシュすることもある。ややケガが多いが、常に手を抜かず全力でプレーする。"He's a real high-motor and high-effort guy" とスロウィックDC。

DEバジャ=ビアミラと同じナイジェリア系だが、彼は子供の頃に7年間ナイジェリアに住んだ経験がある。

DE/DTコーリー・ウィリアムズ

アーカンソー州立大出身、ドラフト6巡指名ルーキー(ルーキー紹介参照).。ドラフト時にはDT扱いだったが、現在のロースター表では"DE/DT"と、DEが先に書かれているところを見ると、さしあたってはDEとして試すのかもしれない。310ポンドとサイズはあるが、非常にヴァーサタイルな選手で、ポテンシャルは大きい。大学ではケガを押してプレーすることが多く、そのせいで指名順位が下がったのだと思いたい。

エリック・パウエル

昨年春にフロリダ州立大からドラフト外で入団。今春はNFLヨーロッパに派遣されてケルン・センチュリオンでプレーし、17タックル、2サック。

アール・コクラン

昨年春にアラバマ州立大からドラフト外で入団。キャンプで肩を痛め、昨季はインジャリー・リザーブで過ごした。

ジャデイ・マグワイア

ウェストヴァージニア州立大出身のドラフト外ルーキー。198cmの長身軽量パスラッシャーとのこと。

ジュニア・グリンプ

カーソン・ニューマン大出身のドラフト外ルーキー。ディビジョンIIながら、昨年は11サックを記録。

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