グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年7月 6日

ロースター展望 RB編

昨季はNFL3位の平均159.9ydsと、強力なランオフェンスを築いた。今年もそのRB・FB・OL全員が残留しているのだから期待は大きい。昨年はラマー・スミス、一昨年はキジャナ・カーターなど、実績ある選手と契約して控えRBで競争させるのがパターンだったが、今年はそれさえしなかった。ダヴェンポートとフィッシャーを信頼している証拠だろう。ロースター枠は通常3人で、グリーン、ダヴェンポート、フィッシャーの3人でほぼ決まり。4人目のRBを抱えるとしたら、パントリターナーが兼任できる選手だが、そのような候補は見当たらない。

アーマン・グリーン

パッカーズに移籍して5年目。昨年は1883ydsラッシングを記録、3年連続のプロボウル出場を果たし、エースRBとしての地位はゆるぎない。今がキャリアのピークにあるのは明らかで、心配なのはケガ、それからファンブル癖。毎年シーズン前半にファンブルで苦しみ、後半になると劇的に改善されるのだが、今年は序盤からファンブルなしで行けないものだろうか。コンディショニングは常に万全。

ナジェ・ダヴェンポート

体重250ポンドのパワーランナー。昨季序盤はケアレスミスのファンブルを連発して干されたが、やがて2番手の座を取り戻し、ラッシング420yds、平均5.5ydsの活躍。キックオフリターンも16回平均31.6ydsと頑張った。試合の終盤、グリーンを休ませつつ、彼のランでダメ押しとなる1stダウンを更新することが多かった。イージーなパス落球が目立ったが、本来はパスキャッチはうまいはず。グリーンがケガした場合に先発を務めるには、全般的にもっと安定感が必要だろう。今年は長かった髪をばっさり切って、別人のようになった。

トニー・フィッシャー

ノートルダムからドラフト外入団して3年目。昨年はラッシング200yds、平均5.0yds。パスキャッチも21回206yds。ダヴェンポートとは対照的に、全てにおいてソツのないプレーができる。ブリッツのピックアップがうまく、パスキャッチはWR並で、3rdダウンバックにはうってつけだ。ラッシングは上位2人ほどの迫力はないが、落ち着いて穴を見つけられるようになった。

ダーラン・ディードリック

RBグリーンと同じネブラスカ大出身。ジャマイカ生まれ。昨年ドラフト外でチャージャーズに入団したが開幕ロースターに残れず。パッカーズのプラクティス・スクワッドを出たり入ったりした。ミニキャンプでの評判はまずまずのようだが、3番手のフィッシャーを脅かすまではどうか。

ウォルト・ウィリアムズ

グランブリング州立大出身の26歳。大学ではRBの他にWRやKRもやった。今年1月にパッカーズと契約し、NFLヨーロッパに派遣されたが、開幕戦で手を骨折し、6試合欠場。ラッシング53回203yds。

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