グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年6月 1日

ドラフト指名選手紹介 6: Cスコット・ウェルズ

 C スコット・ウェルズ Scott Wells
7巡50位 Tennessee Senior 187cm 136kg 40yds/5.21秒 23歳 1981年1月7日生

経歴 : テネシー州スプリングヒル出身。高校では、OLとDTの両方で活躍。レスリングではグレコローマンとフリースタイルの両方でテネシー州のチャンピオン、全米チャンピオンの経験もある。通算175勝11敗、高校最後の2年間は無敗だった。 テネシー大での1年目、最初の試合の途中から正センターの座をつかみ、4年の最後までスターターを続けた。49試合連続先発は、大学フットボール史上3人目とのこと。

Strengths : ボディバランスに優れ、(レスリングの成績からもわかるように)相手を崩すのが上手い。手の使い方が上手い。ヒザが柔らかく、十分なパワーがあり、クイックネスに優れている。スナップ&セットが素早く、横方向の動きも良い。経験豊富で嗅覚に優れ、常に相手の動きに注意し、正しい指示を出す。

Weakness : サイズが小さい。ショートレンジでのクイックネスはあるが、アスレチック能力はさほどではないために、ダウンフィールドでのブロッカーとしてはやや物足りない。いわゆる"overachiver"であり、伸びシロが残っているかどうか疑問が残る。

メンタル : タフガイで、精神面は文句の付けようがない。しっかりしたリーダーシップの持ち主で、大変なハードワーカー。ベンチプレス545ポンドはテネシー大のチーム記録。すでに結婚し、初めての子供(男児)が昨年生まれたばかり。歴史と社会学の両方で学位を取得しており、プロがダメなら地元の学校で教師をしながらフットボールのコーチをするつもりだった。実際にそのようなオファーがあったとのこと。

自信 : 187cmと身長がやや低く、「すでにポテンシャル一杯の能力を出し切っており、これ以上の成長は期待しにくい」という評価により、指名順位が下がったようだ。「自信ならある。大学に入るときも、自分は通用しないといわれたけれど、なんとかしてスターターになり、49試合連続先発した。ランボーフィールドに行き、チームに貢献できる自信はある」とウェルズ。「(なかなか指名されないことに)僕は心配になり始めていた。でもグリーンベイが指名する前、僕はエージェントに言ったんだ。"ドラフト外でもどこかのキャンプに参加させてくれ。そうすればチームに残ってみせる"ってね」

パッカーズにとって : ウェルズが開幕ロースターに残るにはセンターだけでは不十分で、ガードをこなせるかどうかがカギになる。シャーマンHCもそのように明言している。「ガードもできる。1年生の時以来やってないけど、大学に入るときはガードだったんだから」とウェルズ。 右ガードはOTタウシャーもOTバリーもできるためあまり心配はない。そのため、左ガードとセンターの控えの座をルーガマーと争うことになりそうだ。

カテゴリ : Draft