グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年5月16日

Sマーカス・アンダーソン

去年の今ごろは「先発はアンダーソンで決まり」というもっぱらの評判だった。しかし1年目の活躍で慢心したアンダーソンは、勉強を怠り、ヤマ勘に頼った雑なプレーで首脳陣の信頼を失い、先発の座から転げ落ちてしまった。 終盤にはSエドワーズのケガのために6試合先発させてもらったものの、信頼を取り戻せたわけでは決してない。今オフ、パッカーズ首脳がセーフティ補強を最優先課題とし、Sマーク・ローマンを獲得したのがその証拠だ。「これで先発はローマンに決まり」と言われているが、アンダーソンにそのつもりはないようだ。

「自分がスターターのつもりでやっている。去年の僕はまだ精神的に未熟だった。アントワン(エドワーズ)との競争のことばかり考えてしまい、自分のことがおろそかになってしまった。今年はもっと上のレベルに引き上げたい。ライバルのローマンのことではなく、どうしたらマーカス・アンダーソンが成長できるかを考えている」

「チームがローマンと契約した時も、特に落ち込むようなことはなかった。セーフティ陣はデプスを必要としていたから、そのような選手を獲得したんだ。君たちメディアは、ローマンの新加入すなわちアンダーソンの終わり、などとすぐに決め付けるが、僕はまったくそうは思わない。これはバトルなんだ」とアンダーソン。ショッテンハイマーDBコーチも、「キャンプでローマンが1stチームでプレーする機会は必ずあるはずだが、それで最終決定というわけじゃない。競争はずっと続いていく」と語っている。

先輩のSダレン・シャーパーは、「僕も、1年目にいくつかビッグプレーを決めて天狗になってしまい、2年目はすごいスランプだった。アンダーソンだってきっとこれから良くなるはずだ」と弁護する。昨年の、エドワーズとアンダーソンのスターター争いは最後まで低レベルなままだった。しかし、アンダーソンが今年ほんとうに成長してくれば、どちらがスターター争いを制するにせよ、チームにとって大きなプラスになるのは間違いない。

カテゴリ : Player