グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年5月 1日

マーク・ヘイトリー副社長が契約延長

2001年、シャーマンHC/GMの補佐役としてパッカーズにやってきたマーク・ヘイトリー副社長。この5月で3年契約が切れるため、1年の契約延長を行った。「マイク(シャーマン)と仕事をするのは気に入っている。ここは今まで働いた中で最高の場所だ。誰もがそう言うが、私はそれを理解していなかった。必要な仕事ができて、あのオーナーやこのオーナーのことを心配せずに済む。そういうのがいちばん大変だからね。マイクは要求のレベルが高いが、フェアで、常に一貫している。こちらは正直に、率直になることができる。彼とは仕事がしやすい」

ヘッドコーチがGMを兼任しているため、パッカーズのフロントは、異例なほどの"トップヘビー"なトロイカ体制を布いている。GMの下にカレッジ・スカウト部長とプロ・スカウト部長がいる、というのが最もシンプルな体制だが、パッカーズの場合、ヘイトリー副社長と、"Personnel Analyst"のジョン・シュナイダーが多忙なシャーマンを助けている。ヘイトリーもシュナイダーも、他チームでGM級のポストを経験済み。普通なら指揮系統が混乱してしまいかねないが、もともとシャーマンはエゴが強くなく自分の能力の限界をよく心得ており、組織の運営に優れている(そこを見込まれてGMを任されたとも言える)。また、ヘイトリーも「皇帝」タイプでなく、グループで仕事をする能力を評価されてパッカーズに招かれた。

これまで非常に円滑に運営され、不協和音が聞こえることなど皆無だったパッカーズ・フロントのトロイカ体制。ヘイトリーが1年の契約延長しかしなかったのはチームへの不満というより、「来年あたり他チームからGM職の声がかからないか」と期待してのことかもしれない。

カテゴリ : Coach/Front Office