グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年4月23日

シャーマンHCの記者会見

毎年恒例、マイク・シャーマンHCのドラフト直前記者会見が行われた。当然のことながら、CBマッケンジー問題に質問が集中。ようやく別の話題に振った記者に対し、"Nice transition, thank you." とシャーマンHCが礼を言い、笑いが起きる場面もあった。

CBマッケンジー問題について

トレードの有無について明言は避けたものの、今回のシャーマンHCの口調や言葉の選び方などから、CBマイク・マッケンジーの放出はより確実視されるようになった。「まだ何も解決されていない。まだあまり話せる段階ではないのだ。この問題に取り組んでいる最中であり、そのプロセスを危機にさらしたくはないからだ」

「この問題を無視して通るつもりはない。マイクがこの先どうなるか、私には予想はできない。しかし、我々は前に進まなければならない。我々がいま関わっているのはビジネス上の難問だ。マイクがいようといなかろうと、ビジネスを続けていかなければならない」とシャーマンHC。抽象的過ぎてよくわからないが、話し合いで解決できると考えているなら、シャーマンHCはもっと前向きな表現をするはず。

QBティム・カウチのトレードについて

カウチ側との契約の問題がネックとなり、交渉は暗礁に乗り上げたようにも見えるが、まだ交渉をまとめる望みを捨てたわけではないようだ。「どちらの側も、まださほど切迫感を持っていないのだと思う。しかし交渉は続けていて、カウチの代理人とも話し合いはしているし、うまくいけば何らかの合意に持っていけるはずだ。なにしろ三者が関わっているものだから問題は複雑なのだ。三者の息を合わせるのは容易ではない」

また、「カウチのトレードは、ドラフトでQBを獲得するかどうかの判断には影響しない」という趣旨の発言も注目に値する。

1巡25位

「トップ12人の選手は、こちらが指名するときには確実に消えているだろう。我々の組み立てた予想では、5人か6人の(パッカーズの希望する)選手が残っているはずだ。昨年は、1巡でLBを指名したい、という希望を持ってドラフトに臨んだ。それと比べれば今年の方が多くの選択肢を持てるはずだ。ただ、誰が残っているかは本番にならないとわからないが」

リターナー指名の失敗について

昨年のドラフト7巡指名のWR/KRデアンドリュー・ルービン(開幕前に解雇)は失敗だった、とシャーマンHCは認めた。「あれはよくない指名だった。私の責任だ。7巡だし、時には思い切ったこともしたくなる。やめておけばよかったと思う」とシャーマンHC。2000年には、ロン・ウルフGMが5巡でKRジョーイ・ジェイミソンを指名して失敗している。「三度目の正直というものがあるのなら、今度はうまくいくかもしれない」

カテゴリ : Coach/Front Office