グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年4月22日

ニーズ分析 ディフェンス・スペシャルチーム編

どうやら、CBマッケンジーの放出は避けられない情勢になりつつある。DEとCBが最重要ポイントと見られていたが、これでCBの必要性が高くなった。管理人の予想は(トレードアップ・ダウンをしない場合)、1巡CB、2巡DE、3巡DT、4巡TE、5巡OG、6巡WR/KRといった感じ。ドラフト前にCBマッケンジーのトレードがまとまれば、上位でもう1人CBを指名。

DE

DEジョー・ジョンソンとDEレイノルズの解雇が近い。左(ストロングサイド)を守るDEキャンプマンはハードワーカーでよくやってくれているが、これ以上を望むのは酷というもの。やはりスターター級を1巡か2巡で指名したい。ヴォニー・ホリデイのようなパワータイプが理想だが、スピードタイプのパスラッシャーを獲ってDEバジャ=ビアミラの負担を減らすのもいい。

DT

ギルバート・ブラウンを解雇し、グレイディ・ジャクソンだけとなると、ノーズタックルの控えが心配。しかもジャクソンは試合後半にバテることが多い。ジェームズ・リーが控えの第一候補だが、ケガでルーキー年を棒に振っただけに全くの未知数。もし現状のまま開幕となると、ジャクソンがケガした場合のリスクが大きすぎる。CB・DEの次に補強が必要なのはここかも。

"3テクニック"のDTは、先発クリディアス・ハント、控えはラリー・スミスと2年目のケニー・ピーターソン。ピーターソンは期待はずれのルーキーシーズンだったが、層の厚さはまずまず。しかし、魅力的な選手が残っていれば上位指名して、DTハントをパワー・エンドに移すという手もなくはない。

LB

大改造が成功し、ミドルLBバーネット、ウィークサイドLBディッグス、ストロングサイドLBネイヴィーズの3人は安泰。首脳陣のコメントからも、LBは要補強のポイントではなさそうだ。控え選手のレベルは心配で、中位か下位で指名する可能性もある。

CB

ただでさえ層が薄いのに、大エースCBマッケンジーのトレード希望でたいへんなことになってきた。逆サイドの先発アル・ハリスはまずまずのスターターだが、来年にはFAになる。3番手/ニッケルバックもホーソーンやバウ・ジューでは物足りないし、期待のクリス・ジョンソンがケガから復活できる保証はない。マッケンジーが本当に離脱することになれば、将来どころか今年の先発CBが必要になる。

というわけで、1巡指名の最有力候補。2人指名する可能性も高い。他のポジションと違って、6月1日以降のFA市場で良い選手が獲得できる見込みは薄く、やはりドラフトが勝負だろう。

S

マーク・ローマンの加入、さらにCB問題の悪化で、セーフティを補強している余裕はなくなってきた。パッカーズ好みの大型CBを獲って、両方で使う手もある。魅力的なセーフティをがいれば指名して、ローマンはニッケルバックに起用する手もなくはない。6月1日以降のFA市場で実績あるベテランが手に入る可能性もある。

P

トラヴィス・ドーシュと、オーストラリア人のネイサン・チャップマンの2人がいる。ドラフト下位で指名する可能性もあるが、それよりはフリーエージェントのベテランを獲って若手2人と競わせた方がバランスが良いかも。

K

ロングウェルでOK。キャンプでのロングウェルの負担を減らすため、ドラフト外ルーキーを1人獲るかもしれない。

ロングスナッパー

ロブ・デイヴィスの地位は安泰。もう35歳だが、昨季はいくつもケガをしながらも全試合出場したことで、かえって首脳陣の信頼が厚くなったようだ。ドラフト外ルーキーで、他のポジションとロングスナッパーを兼任できる選手を試すだろう。

カテゴリ : Draft