グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年4月12日

CBマイク・マッケンジーがトレード希望?

CBマイク・マッケンジーの代理人が、パッカーズに対してトレードを求めたことがAPやESPNで報じられ、ちょっとした騒ぎになっている。もちろんパッカーズはその要求を拒否した。2002年に総額$17.1ミリオンの5年契約を結んだCBマッケンジーだが、今オフは有力CBの巨額契約が相次いだため、トップクラスのCBにしてはかなり安い金額に見えるのは確かだ。また、最近になってマッケンジーが代理人を替えたことも、今回の騒ぎの背景にある。

「チームに対して、トレード先を探す許可を求めたのは本当だ。そして即座に拒否された」と代理人のブライアン・パーカーは認めている。不満の理由についてはコメントを拒否したが、サラリーが理由なのはほぼ間違いのないところ。「マイク本人と直に話し合うまでは、何もコメントしたくない。彼はわれわれのチームの貴重なメンバーだ。私は常に彼を気にかけているし、常に頼りにしている」とシャーマンHC。CBマッケンジーは公には何もコメントしていない。

2002年1月に、契約ボーナス$3.5ミリオンを含む総額$17.1ミリオンの5年契約を結んだCBマッケンジーは、5年契約の3年目に入るところ。契約当時から、「かなりお得な契約」と見られており、同僚だったCBタイロン・ウィリアムズも、「自分ならあの金額ではサインしなかっただろう」と語ったことがある。2002年春に制限付きFAになり、2003年春に無制限FAになる予定だったが、彼はケガのリスクも考えて、1年以上早く契約延長を済ませた。自分でサインすることを選んだ以上、後になって文句を言うのはフェアではないが、有力選手ならゴネても許されるのがNFLの世界。

高額の契約延長を手に入れるための第一歩として、「こんな安いサラリーなら放出してくれ」とジャブを放った、ということではないでしょうかね。マッケンジーなら、契約ボーナス$10ミリオンはほぼ固いところ。代理人の取り分を3%とすると、ボーナスだけで$30万ドルが代理人のフトコロに入るわけで、新しくマッケンジーのような顧客を手に入れたら、こうしたくなるのも理解できなくはない。次は「契約延長してくれないならキャンプをホールドアウトする」とでも言い出すのでしょうか。頭が痛いです。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player