グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年4月11日

Sマーク・ローマンを選んだ理由

あるスカウトは、「アントワン・エドワーズのサイズを小さくして、ハートを大きくしたような選手」とSマーク・ローマンを評した。これが褒め言葉なのかは分からない。しかし彼をあまり評価しない人も、「ビッグプレーを次々と決めるような選手ではないが、少なくとも、チーム傷つけるようなプレーはしない」とローマンの能力を表現する。そして今年パッカーズにとって、それが一番大事なことだった。バトラーが去ってからというもの、セーフティの凡プレーがチームを傷つけることが多すぎたからだ。

「我々は彼に狙いを定めていた。人事部門やコーチ全員が、FAで入手可能なセーフティについて、たっぷり時間をかけて検討した。その結果、マークが我々にとって必要な選手、ということになった。彼はこちらの求める役割にフィットしているし、世間的な評価とは違ってウチのセーフティのラン守備はさほど大きな問題ではなかった。我々が求めているのは、カバレッジの改善だ」とスロウィック新DCは説明する。

「今のNFLでは、3人、4人のWRを投入することがかつてないほど増えている。ここ10年ぐらいの話だ。私がNFLに来た頃は、1stダウンや2ndダウンでは2バック隊形をとり、3rdダウンになってから3WRを使うのが普通だった。しかし今は、1stダウンや2ndダウンでも3WR隊形からパスを投げるようになっている。相手はどのダウン、どの場所でも、あらゆる人員を使ってくるだけに、セーフティはカバーができることが重要になってくる」

スロウィック新DCによると、かつてベンガルズのDCだったダフナーLBコーチが、ローマンを強く推薦したとのこと。「(ダフナーによると)マーク・ローマンほどのハードワーカーはいないという。彼にとってフットボールが全てであり、必要とあれば全ての時間を注ぎ込むだろう、と」

ローマンがマイク・シャーマンに誘われたのは、実はこれが二度目のこと。1995年、ルイジアナの高校生だった彼のところに、テキサスA&MのOLコーチだったシャーマンが勧誘にやってきたのだ。「コーチ・シャーマンがウチにやってきて、母とも会った。でも僕はもともとLSU以外に行く気はなかったんだ。彼はほんとうに率直で、僕はとても好きになった。あの時はけっきょくLSUを選んでしまったけど、今度こそ彼の下でプレーできることになって嬉しいよ」

カテゴリ : Contract/Personnel, Player