グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年2月20日

サラリーキャップの枠が広がる

これまで、2004年のサラリーキャップは$78.7ミリオンほどになると予想されていた。しかしCNNSIの記事によると、NFL選手会の専務理事ジーン・アップショーが、「今週NFLが発表するサラリーキャップ総額は、およそ$80.5ミリオンほどになる」と明言したとのこと。つまり予想より$2ミリオン近く枠が大きくなるわけで、3月3日に始まる新年度に向けてやり繰りに苦慮していた各チームにとっては大きな救いになる。

「資金に余裕が出来ることは、キャップが厳しくて苦しい決断をしなければならなかったようなチームにとって、大きな助けになることだろう」とアップショー。

上で「予想されていた」という表現を使ったのは、毎年この時期になるまで正確な額が決まらないためだ。NFL全体の入場料収入と放映権料収入などを合わせた"Defined Gross Revenues"(DGR)はNFLが一括して管理しており、それが各チームに均等に分配される。これが"Revenue Sharing"と呼ばれるシステムで、チームごとに貧富の差が大きいMLBとの違いは際立っている。サラリーキャップ額は労使協約により、前年のDGRの64.75%をチーム数で割ったものだ。この割合は毎年少しずつ高くなる協定になっている。(昨年は64.25%、来年は65.5%)

カテゴリ : Contract/Personnel, NFL