グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年2月 8日

Cマイク・フラナガンのプロボウル日記 3

どこでプレーしようと、フットボールの練習は同じようなものだが、プロボウルの練習は少し違う。練習時間は短く、その激しさのレベルもかなり低い。結局のところ、これは2003年シーズンのご褒美であって、罰ではないっていうことだ。

僕にとっては初めてのプロボウルだが、これまでのところ要領を学ぶのに苦労はしていない。マルコ・リヴェラがそばにいるおかげで、ルーキーいじめのようなこともない。でも、それに一番近いのが、初出場の選手が練習で、"Rook"(ルーキーの略)と呼ばれることだ。こんな言葉で呼ばれるのはずいぶん久しぶりのことで、誰に向かって話してるのか、ちょっとこちらの反応が遅れることがある。

昨日はプロボウルのユニフォームを着て記念写真を撮った。それぞれのチームが全員で写真を撮るのが伝統なんだ。僕はマルコ、アーマン(グリーン)、ババ(フランクス)と並んで撮った。彼らチームメイトが一緒にハワイに来られたのは大きな喜びだ。プロボウルそのものは個人的な名誉だが、フットボールは実際はチームスポーツ。決まり文句かもしれないが、それが真実なんだ。

例えばRBアーマン・グリーン。確かに彼はどのチームに行っても素晴らしいRBには違いないが、僕やマルコやババがブロックしなければ、困難な状況になるだろう。いっぽう、アーマンのようなRBが走ってくれれば、オフェンスラインはずっと良く見えるものだ。僕らが空けた穴を彼は走るわけだが、穴が空かない時でさえ、彼はなんとか自力でヤードを稼ぎ、僕らの面目を保ってくれる。

ここでのセキュリティは、大統領就任式よりも厳しいと思えるほどだ。ドアを通るたびに、バッジを見せなければならない。ちょっとイラつくこともあるけど、NFL選手としては、安全な環境にいることを確認できていい。

ファンたちの注目度はとても高く、ハワイ入りした時も、何百もの人たちが空港で並んで、サインや写真を求めていた。僕があまり知られていないで良かったと思うこともある。たぶん多くのパッカーズファンでさえ、僕の顔を知らないだろうから。

正直言って、僕がオールスターに選ばれたことを、両親は僕自身よりも喜んでいると思う。プロ入りしてからこれまで、(大ケガのために)もうNFLでのキャリアは終わった、と覚悟したこともあった。だから、僕がここまで来たことを、ママは誇りに思ってくれている。もちろん、ママはひいき目で見るから、僕が最初の投票で選ばれなかったことですごく腹を立てていたけど。 妹の方はと言えば、僕がプロボウルに選ばれたとき、僕のために喜んでいるのか、自分がハワイに行けるから喜んでいるのか、よくわからなかった。まあ、そんなことはどうでもいい。僕がここに来るまで、たくさんの人に助けてもらった。だから少しでもそのお返しができるのは楽しいことだ。

とても楽しい経験ばかりで、時がとても早く過ぎていく。さあ、時間のあるうちにビーチに出かけなきゃ。

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