グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年1月 6日

The Intercept

オーバータイムの2シリーズ目、3rdダウン11でパッカーズはダイム隊形でゾーン守備を布く予定だった。しかし5人目のWRが出てくるのを見てSシャーパーはタイムアウト。ドナテルDCは思い切ったブリッツをコールして、後ろはマンカバーすることになった。タイムアウト明け、シーホークスは5人目のWRを下げてRBアレクサンダーを入れた。QBハッセルベックはブリッツを読んでオーディブル。アレクサンダーに左サイドをブロックするよう指示し、3ステップドロップの早いタイミングのヒッチパスを選択した。パッカーズは7メンラッシュ、後ろは4人がマンツーマンでカバーするのみ。

「ハッセルベックのしたチェックは、以前にもあった、とアル(ハリス)は憶えていたんだ」とCBバウ・ジュー。ブリッツに入ったSアンダーソンのジャンプするすぐ横をパスが通り抜けた。WRバニスターの前に踏み込んだCBアル・ハリスの胸にボールが飛び込んだ。「ただ、"ボールを落とすな"ということだけ考えた。この2週続けて、INTのチャンスに落としてしまっていたから」とCBアル・ハリス。あとはエンドゾーンまで突っ走るだけだ。後ろのWRバニスターにはつかまらない。横からQBハッセルベックが必死で走って来るが、ハリスは早々と左手を突き上げた。「マイケル・ヴィックは家にいるからね」

プレーオフの延長戦で、ディフェンスのTDで決着がついたのは、NFL史上これが初めてのこと。「全てのコーナーバックにとっての夢だよ」とハリス。QBファーヴは「きっとマット(ハッセルベック)は自分を責めていることだろう。でも彼は素晴らしい試合をしたよ。こちらが彼を止めることができたとは思っていない。次にプレーオフで逢う時には、もっとずっと成長しているだろう」と後輩を気遣っている。

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