グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年11月 9日

オフェンシブラインからプロボウラーを

シーズン後半になるとあちこちで話題になるのがプロボウル。昨季はRGリヴェラがパッカーズOLとしては久々のプロボウル出場を果たしたが、今年はどうなのか。今季パッカーズは、ラン攻撃3位、1回あたりのラン5.3ydsはNFL1位、被サック数は2位。昨年よりもさらにOL陣の評価は上がり、ケガ人さえ出なければどれだけやれるかを実証している。

現在のパッカーズOLの特徴は"粒ぞろい"であること。飛び抜けた有名選手はいないが、水準以上の選手が揃い、その選手たちが何年も同じメンバーでプレーすることでケミストリーを高めている。もう一つの特徴は、アスレチックであること。ガードやセンターの機動力を活かしたプルブロックを使ったパワープレーが、パッカーズオフェンスのトレードマークになっている。

ESPNのパスカレリはシーズン前半のオールNFCにRTタウシャーを選んでくれているが、化け物のような有名選手が多いタックルでは、実際に選出されるのは大変だ。しかし、ガードとセンターなら可能性はかなりある。「選ばれるかどうかは、これからのチーム成績にかかってるね。インサイドの3人は、他のどのチームよりもいいプレーをしてる。3人全員は無理だろうけど、それに値すると思うよ」 とRTタウシャー。特に、最近評価がうなぎ上りのLGマイク・ウォールはチャンスだ。NFCの有名どころのガードを見渡すと、PHIのGメイベリーは大ケガでシーズン終了。DALのGラリー・アレンもケガに苦しんでいる。

LGウォールの次に評価が高いのがCマイク・フラナガン。昨季は左タックルでの奮闘が話題になったが、今年はさいわいセンターに集中できている。しかし、プロボウルに選ばれるセンターはNFCから2人だけ。MINのバーク、49ersのメイベリー、CHIのクルーツなど有名な選手がおり、プロボウル投票で彼らをしのぐのは至難のわざ。しかし、先週のサンデーナイトに続き、今週もマンデーナイトの全国放送で活躍して注目度を上げられれば、プロボウル投票にもプラスになるのは間違いない。

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