グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年9月 9日

ケガでWR陣が危機的状況に

頭から落下したあと、フィールドに横たわって動かないWRドナルド・ドライバーの姿に、多くのチームメイトが凍りついた。ドクターによれば、最初から意識はあり、四肢を動かすこともできたようだ。しかしほんのかすかにしか指を動かさなかったため、それを確認できずに心配が募った選手も多かった。「本当に怖かった」と語るのは、親友の一人、ロングスナッパーのロブ・デイヴィス。「奥さんのベティーナもよく知ってるが、きっと狂ったようになってるはずだよ。僕は彼が大丈夫だと確認したくて、そばに行ったんだ。手が動くのを見てほっとした・・・」

本人が首のひどい痛みを訴えるため、ドクターたちは最高度の慎重さで彼を扱い、病院に送り出した。さいわい、X線やMRI検査の結果は全く問題なく、診断は首の捻挫。月曜日にはさらに検査を行うことになっている。チームドクターは来週以降の試合について、"week to week"と表現しているが、腫れがひどかったりすれば数週間の欠場もありうる。

記者会見でシャーマンHCは、WRドライバーよりもむしろ、WRロバート・ファーガソンの負傷に関する懸念の方が大きいことを示唆した。第4Q、エンドゾーン寸前で倒された時に、ヒザと足首を同時にひどく痛めたのだ。ヒザは内側側副靭帯(MCL)の捻挫。足首も重度の捻挫のようだ。こちらも月曜日に詳しい検査をすることになっているが、当初の診断が正しければ、数週間の欠場は避けられそうもない。

ドライバーとファーガソンが戦線離脱し、4番手WRのベイリーもハムストリングを痛めて途中退場した。ウォーカーとチャットマンだけでは、WR陣の数が足りないのは誰が見ても明らかで、今週前半にはフリーエージェントのWRと契約する必要があるだろう。いまFA市場に残っているのは、アントニオ・フリーマン、トロイ・エドワーズ、マーテイ・ジェンキンズ、ジェームズ・ジェット、チャールズ・リー、デドリック・ワード、ジャクェス・グリーンなどなど。そして代わりに解雇されるのは誰なのか。

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