グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年9月 2日

最終ロースターカット分析

とりあえず53人を選んだものの、やはりこのままシーズン突入というわけでもなさそうだ。他チームからカットされた選手の中にも、魅力的な素材はいる。「これから水曜日の間に、たくさんのことが起こり得る」とシャーマンHC。

Cフランク・ウィンタースの解雇

長年オフェンスラインを支えてきた功労者がついにチームを去ることになった。これは、この4年間でもっともつらい決断だったかもしれない、とシャーマンHCも認めている。「私は昨夜、この現実と格闘しなければならなかったし、今でもそうだ。フランクはそうならないことを願っていたはずだ。しかし彼は真のプロであり、このビジネスの現実を理解していると思う」

控えC/Gを争ったウィンタース、ブラント、フェラリオ、ルーガマーの中から、ルーガマーを選んだことについて、「最終的には、センターとガードの両方をプレーできる器用さを主眼にして決めなければならなかった」とシャーマンHCは説明している。シャーマンHC自身が、カンザスシティにいたウィンタースに電話でこの決断を伝えた。もしCフラナガンに何かがあったら、シーズン中にもウィンタースを呼び戻す可能性はあるようだ。

FBウィリアム・ヘンダーソンの残留

若く勢いのあるFBルーチーに押され気味で、しかもサラリーの高いFBヘンダーソンを、パッカーズはトレードに出そうと考えたが、結局買い手が付かず、残留することになったようだ。「FBヘンダーソンがスターターであり、その座を危うくするようなことは、彼は何もしていない」とシャーマンHCは擁護するが、「もしある時点で、FBルーチーが彼を上回るようなことがあれば、我々は別の方向へ向かうだろう」と語り、スターターの座が100%安泰ではないことを示唆した。

ノーズタックル陣

けっきょく、昨年と同じDTギルバート・ブラウン、DTロッド・ウォーカーで行くことになった。「戦っていけるだけの十分なタレントがあると思う。ギルバートのケガのために常に不安はつきまとうし、シーズン中も私は眠れない夜を過ごすことになるだろう。もし2人がケガを乗り越えられれば、非常に良いコンビになる」とシャーマンHC。昨年、DTロッド・ウォーカーは肩を痛め、大きな痛みをこらえながらプレーした。オフに大きな手術を行い、この夏の復帰は遅れたが、「あとは良くなる一方だ、とドクターが保証してくれた。昨年と比べ、痛みははるかに小さいようだ」とシャーマンHC。

WRカール・フォードのIR入り

当初、復帰までは4週間から6週間と診断されたが、100%回復するまでには10週から12週もかかる、というドクターの判断が、インジャリー・リザーブ入りの決断につながった。「3週から6週ぐらいなら待っても良いが、シーズンの4分の3ともなると、そうもいかない。彼のMCLのケガは、RGリヴェラよりもずっと悪いのだ。しかも、レシーバーというポジションは、ストップ、ゴー、方向転換など鋭い動きが要求される。オフェンスラインマンと比べ、本格復帰までは長くかかる」とシャーマンHC。

控えDB陣はどうなのだ

CBデレック・コームズ、CBアーウィン・スウィニーの2人がロースターに残ったことに、驚きの声が上がっている。2人とも、キャンプでもさして評判は良くなかったからだ。CBクリス・ジョンソンがヒザのケガのため出場が微妙になっていることと関係があるのか。それとも2人のうちどちらかをトレード材料にするため残したのか。CBバウ・ジューがセーフティもこなせるとはいえ、トレードで獲得したばかりのSマギャラハンを解雇したため、セーフティ陣は3人しかいない。CBコームズとCBスウィニーは、他の選手を犠牲にしてまで残すようなタレントなのだろうか。

カテゴリ : Contract/Personnel