グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年8月23日

TEウェスリー・ウォールズの存在感

移籍してわずか3週間でしかないが、TEウェスリー・ウォールズは、若手たちにとって良きお手本となっている。「めったに落球しないが、落球した時には自分に腹を立て、悪かった点はコーチが指摘する前に修正してしまう。他の選手たちも、彼がなぜプロボウラーなのか、自ずとわかるはずだ」とシャーマンHC。TEチュムラと入れ違いで入団したTEババ・フランクスにとっても、ウォールズの存在は心強いようだ。「僕にとって指導者はコーチだけだった。全てはプレーしながら覚えていくしかなかったんだ」

今年のパッカーズオフェンスの特徴となりそうなのが、TEフランクスとTEウォールズを左右に並べた、"タイガー"・フォーメーション。「プロボウルTEが2人いたら、TE陣全体のタッチダウン数は必ず増える。保証するよ。相手にとってみれば、僕を重点的にカバーするか、彼をカバーするか、それともランを警戒するのか。これまでは、僕がセットしたサイドが警戒されたけど、今年はそれに新たな次元が加わることになる。きっと面白いことになるよ」とフランクス。

それでも、ウォールズの出番が増えれば、フランクスのキャッチ数やTD数はやはり減ってしまうだろう。すでにその兆候はプレシーズンゲームに表れている。しかしフランクス本人はあまり心配していない。「チームのためになる限り、僕は富を分け合うつもりだ。もしそうでないなら、(スタッツ面でも)欲張りになるかもしれないけど。でも2人がこうして一緒にやることは、チームにとって大きなメリットがあるんだ。間違いないよ」

カテゴリ : Player