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Packers 0 - 9 Chiefs
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2003年8月 6日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (0-1) |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
Chiefs (1-0) |
3 |
3 |
3 |
0 |
9 |
第3Qの途中、激しい雷雨のために試合は中断され、コミッショナーの決定により、そのまま終了となってしまった。そのため、注目のQBアキリ・スミスは出番なし。殿堂入りウィークの一環でこの試合を観戦していた元WRジェームズ・ロフトンは、23年前の出来事を思い出していたようだ。1980年8月2日、パッカーズ対チャージャーズのプレシーズンゲームも、雷雨のために途中で中止となっている。「オレのせいにしないでくれよ。93年にここでプレーしたときは降らなかったんだから」とロフトン。
「典型的なプレシーズン初戦だった」とシャーマンHCが振り返ったように、何ともしまらない試合内容だった。試合開始直後から反則(7回)を繰り返した。オフェンス陣は3回のターンオーバーを犯し、1stダウンはわずか5回、トータルヤーデージは125ydsで、けっきょく無得点に終わった。ディフェンスは2番手QBコリンズにかなりやられたものの、LBウィルキンズが3サックでピンチを救うなど、なんとかタッチダウンは与えずにしのいだ。
- 心配なのは、チーフスのOTウィリー・ジョーンズ。第2Qの終わり近く、隣のOGのヘルメットで頭部(または首か脊椎)をケガしてしまい、横たわったまま動かなくなった。10分近くにわたって試合は中断された。スタジアムは静まり返り、両軍選手が跪いて神に祈っていた。頭部を固定されて担架で退場する時には、スタジアム全体から静かな拍手が起こった。その後の報道では、本人の意識ははっきりしており、手足の感覚もあるとのこと。
- TEタイロン・デイヴィスが第2Qに左ヒザをひねって負傷退場。パッカーズのケガ人はそれくらいか。
- 良かったのは、LBニック・バーネット、CBアル・ハリスのパスカバー。LBウィルキンズの3サック。
- LBニック・バーネットは前半いっぱい出場して5タックル。最初はプレーアクションにひっかかるなどルーキーらしさをのぞかせたが、次第に本領を発揮した。練習で見せていたのと同じスピード、嗅覚、タックル力を見せた。
- 先発LBディッグスと交替してウィークサイドに入ったLBマーカス・ウィルキンズ。パスシチュエーションではパスラッシュ・エンドに入り、3サックを記録する大活躍。すべて自陣に攻め込まれてのもので、チームのピンチを救った。
- 悪かったのはパスプロテクション。先発したLTスプリッグスとRTバリーだが、どちらもアサインメントミスを犯すなど、オフェンス不振の原因を作った。被サックは2回だが、パス成功12回のうち7回がRBとTEだったことも、パスプロがもたなかったことの表れ。来週もRTタウシャーとLTクリフトンが欠場の予定だが、こんなことでファーヴを守れるのか。
- LBトランス・マーシャルは振るわず、さらに評価を下げた。嗅覚のなさ、判断の遅さが目立ち、「このあたりがバーネットとのセンスの違い」という声あり。
- 前半いっぱい出場したWRジャヴォン・ウォーカーだが、アピールすることができなかった。難しめのパスはやはり捕れず。QBノールが喫したインターセプトも、「ややビハインドだったが、あれはウォーカーに捕ってほしかった」とシャーマンHC。
- QBファーブ、RBアーマン・グリーンはシリーズ2回を終えたところで御役御免。チーフスも、QBグリーンとRBプリースト・ホームズは2つのドライブだけで交代。ドラフト1巡ルーキーのRBラリー・ジョンソンは第3Qから出場。
- ディフェンス陣。まだベストコンディションでない先発DL陣は、最初のドライブだけで引っ込んだ。CBバウ・ジューとCBクリス・ジョンソンが2ndチームで出場。ウェストブルックはセーフティのみ?
- DEジャマール・レイノルズがQBコリンズをサックしてファンブルフォース。それを地元出身のDTケニー・ピーターソンがリカバーして、大歓声を浴びた。しかしその直後のドライブ、敵陣10ydsでRBナジェ・ダヴェンポートがファンブルロストして得点ならず。
- 3番手のQBクレイグ・ノールは前半残り2分17秒から登場し、いきなり被サック。3rdダウン16をRBフィッシャーへのパスで切り抜けた直後、WRウォーカーへのパスが合わずインターセプト。FGで3点追加された直後、またもやインターセプトを喫した。
- WRアントニオ・チャットマンのキックオフリターン、パントリターンはなかなか好感触だった模様。キックオフリターンは、30yds、20yds。パントリターンは11ydsの好リターンだったが、反則で10yds戻された。あとはフェアキャッチ。
- WRフォードはWRとしてのナイスキャッチが一つ。リターナーとしては出番はなかった。