グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年7月12日

ロースター展望 DE編

ロースター枠は、DL全体で9人、多くて10人。昨年は、ホリデイ、バジャ=ビアミラに加え、ジョー・ジョンソンのFA加入で、大きな期待を集めたユニットだったが、ジョンソンとホリデイが合わせて15試合しかプレーできず、特にラン守備で大きく目算が狂った。今年はホリデイが出て行ったものの、コルツからウォコーリーを獲得し、ドラフトではDT兼任のケニー・ピーターソンを3巡指名。まずまずのメンバーが揃った。

ジョー・ジョンソン

昨年は上腕三頭筋断裂の大ケガで第5週に戦線離脱したが、いまのところ回復は順調。ホリデイに代わって先発の左DEに入り、ラン・シチュエーションではバジャ=ビアミラに代わってウィークサイドに入ることもありそう。31歳という年齢もあり、昨春の$33ミリオンの契約が失敗だったかどうか、今年のプレーに注目が集まる。5月にマリファナ所持で逮捕されたのは全く情けないが、出場停止などはない見込み。

カビーア・バジャ=ビアミラ

2年連続二ケタのサックを記録し、プレミア・パスラッシャーとしての評価を確かなものにした。FA市場でも注目を集め、7年$37ミリオンの契約延長を果たした。なんといっても課題はラン守備。エブリダウン・プレーヤーになれないようでは、この金額は高すぎる。しかし、慢心とは程遠いタイプで、これまでのミニキャンプではさすがという動きを見せている。

アーロン・キャンプマン

昨年のドラフト5巡指名だが、ケガ人続出のなかで中盤の6試合に先発し、堅実なプレーで穴を埋めた。読みや判断力がしっかりしているので頼りになる。今年もジョンソンの控えとしてローテーション起用に加わり、パスシチュエーションではインサイドに入ることもあるだろう。

チューキー・ウォコーリー

Chukie Nwokorie と書いてこのように読むらしい。管理人泣かせのミスター難読。コルツでの4年間はケガが多く、全試合出場は2001年だけ。左右両サイドをこなし、パスシチュエーションではインサイドに入ることも。これまでのミニキャンプではケガのために練習に参加できていない。ドラフト3巡でDT/DEピーターソンが加わったこともあり、キャンプでのプレー次第では解雇の可能性も。

ジャマール・レイノルズ

2001年のドラフト1巡10位だが、この2年間はほとんどチームに貢献できず、ファンの怨嗟の的に。サイズ不足を補うスピードがなく、パスラッシュの動きも一本調子。ここまで解雇されなかったのは、解雇したらサラリーキャップへのヒットが大きいからで、この夏か、来年には解雇されるのが確実視されている。ケガでインジャリー・リザーブに入ってくれるのが一番ありがたい、という意地悪な声も。

ケニー・ピーターソン

今年のドラフト3巡。DT/DE兼用なので、次回DT編で紹介。

その他

アーカンソー大出身のジャーメイン・ペティはこの春NFLヨーロッパでプレー。エリック・パウエル(フロリダ州立大)とカレン・ジェンキンズ(セントラル・ミシガン大)の2人はドラフト外ルーキー。 上で紹介した4人 + ピーターソンの5人はなかなか強力で、開幕ロースターに残るのは難しそう。良くてもプラクティス・スクワッドだろう。

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