過去の記事 |
2003年 >
05月 >
Minicamp Notebook: RBダヴェンポート高評価
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2003年5月 6日
- ミニキャンプは日曜日で終了。大きなケガ人が出なかったことが一番の収穫かもしれない。ケミストリーを高め、高いレベルでの練習ができた、とシャーマンHCは満足そう。
- 記者によって各選手の評価は違ってくるが、高い評価で一致しているのは2年目のRBナジェ・ダヴェンポート。 「"Most Improved Player"
の第一候補」とか、「アーマン・グリーンを休ませる以上の活躍ができるかも」 という声も。「1試合に28回から30回ほどランプレーをしたいが、RBグリーンは20回ぐらいで、あとはダヴェンポートに持たせたい」とロスリーOC。
- 3巡ルーキーのDT/DEケニー・ピーターソンは、鋭いパスラッシュを見せて十分合格点。ノーズタックルには軽量すぎると見られているが、ドナテルDCは、DTハントと並んで先発する可能性も否定しなかった。「彼はギルバート・ブラウンじゃないが、あそこまでデカい必要はない。ピーターソンには非常に良い印象を受けた。スピードとクイックネス、それにパスラッシャーとしてもすでに進歩があった」とドナテルDC。
- 5巡ルーキーのDTジェームズ・リーは、将来的にギルバート・ブラウンに代わるノーズタックルになれるのか、注目が集まる。現在330ポンド前後でも、軽い動きを見せているが、7月のキャンプまでに315以下に落とすよう指令を受けている。「いったんそこまで絞ってから、きれいな筋肉をつけさせたいのだ」とドナテルDC。
- 6月のミニキャンプに参加できないことになったドラフト1巡LBニック・バーネット。「個人的にはまだ動揺している。でもこれは学生がちゃんと卒業するようにという配慮だから、こちらも嫌と言うわけにはいかない。僕だってミニキャンプでプレーしたい。だから、ちょっと口をとがらせているだけだよ。小さい子供みたいにね」
となかなか優秀なコメント。 コーチ陣は、ビデオによるプレーブックをオレゴンに送る準備をしている。昨年、Sアンダーソンにしたのと同じだ。
- 7巡指名のWR/KRデアンドリュー・ルービン。WRとしてはやや期待外れのプレーしか見せられず、KRとしてもそれほど目立った評価は得られなかった。7巡指名の4人の中では、CBクリス・ジョンソンが最も注目を集めた。粗削りだがじっくり育てる価値はある、と。
- 注目のルーキーたちだが、「少なくとも、かつてのDTダリウス・ホランドやDEジャマール・レイノルズのように、最初からガッカリさせられる要素は全くなかった」 といった評価が多い。
- そのDEレイノルズだが、この2年間悩まされてきた左ヒザもほぼ100%となり、鋭くなったパスラッシュでコーチたちを喜ばせている。「これまでとは大きく違う。今年は大きな年だと思うし、自分に何ができるか、みんなに見せる準備はできている」
と本人。10ポンドほどバルクアップして258ポンドになっているが、「今はいいんだけど、いつもトレーニングキャンプの間に落ちちゃうんだよね。それが問題だ」 と、この点は心配そう。
- QBクラウチに関しては、「思ったより肩が弱くない。ただし、オフェンスの理解がまだ十分でなくインターセプトが多かった。QBを1年半もプレーしていないせいもあるだろう」という評価が一般的。開幕ロースター入りへの道は遠く険しいと見られている。今回のミニキャンプではリターナーをやらなかったようだ。
- 首脳陣のコメントからすると、OTアール・ドットソンと再契約する可能性は、(新たなケガ人でも出ない限り)ほとんどなさそう。背番号72はドラフト外ルーキーのOTジャミール・ソリアーノに与えられてしまった。
- DTギルバート・ブラウンとは再契約するのは間違いなさそう。ただし開幕ロースターに残れるかどうかは、ルーキーのDTジェームス・リーの出来にもよる。
- アラバマ大では、マイク・プライスHCが私生活上の不祥事から解雇され、後任人事が取り沙汰されている。パッカーズのシルヴェスター・クルームRBコーチは、ベア・ブライアントHC率いるアラバマ大でセンターとして活躍し、LBコーチとして10年間をアラバマ大で過ごした。ヘッドコーチ経験はないが、ライオンズで4年間のオフェンシブ・コーディネーター経験がある。「おそらく、クルームほどアラバマ大HCにふさわしい人物はいないだろう。彼ほど優れた人物を失いたくはないが、私はそう信じている」とシャーマンHC。もし彼が就任したら、サウスイースタン・カンファレンスで初の黒人HCとなる。月曜日に面接を受ける予定。