パッカーズは、LBナイル・ディッグスがサインした、ライオンズからのオファーシートにマッチすることを正式に発表した。総額10.4ミリオンの4年契約で契約ボーナスは$2.8ミリオン。パスシチュエーションで、4-1-6のダイム隊形の時も、唯一のLBとしてプレーしてきたLBディッグスは、最もチームからの信頼厚いラインバッカー。その彼と契約延長できたことは非常に大きい。
とりあえずはディッグスがストロングサイド、新加入のネイヴィーズがミドルを担当することになるが、ディッグスをウィークサイドに回すというアイディアもあるようで、誰がどこを守るかは、今後の補強しだいということになりそう。
"ディッグスがライオンズ移籍を望んでいる" という報道がされたため、今回のチーム発表の声明の中で、シャーマンHC/GMは非常に丁寧にコメントしている。「今朝、彼と私は素晴らしい話し合いができた。彼がいかに、私やチームにとって重要な存在であるか話した。チームには優れた人物がたくさんいるが、彼もその一人だ。彼は今、契約の問題が解決したことにホッとしていて、素晴らしいシーズンを待ち望んでいる」
「『ディッグスがパッカーズではあまりハッピーではない』という報道があったが、私との直接の対話では、そのような不満は伝わってこなかったし、そのような間接的な話は信じるつもりはない。ただ正直に言うと、このようなプロセスがあったおかげで、彼にとっては私との関係をはっきりさせることができたし、私にとっても、チームでの彼の役割をはっきりさせることができた。そのような意味で、今回のことはポジティブな結果を生んだ、と認めざるをえない」
ディッグス自身は、まだ記者会見などを開いておらず、同じくチーム発表の声明のみ。「グリーンベイは私が知っている唯一のNFLチームであり、素晴らしいチーム、最高のファンを持つコミュニティのためにプレーできることは幸せなことだ。今の私は、パッカーズが優勝する手助けができるよう、また、自分がなりうる最高の選手になれるよう、気持ちを集中している」 と当たり障りのないコメントを残している。
パッカーズの交渉担当アンドリュー・ブラントは、オーナー会議のあったフェニックスに居残って、DEカビーア・バジャ=ビアミラの代理人と話し合い。交渉の内容については両者ともコメントをしていないが、かなりの進展があったようだとPress-Gazette紙は伝えている。交渉が行き詰れば再びイーグルスが乗り出してくる可能性も残ってはいるが、現状では、契約延長に大きく近づいたと言ってよさそうだ。
フィラデルフィア訪問の際に、バジャ=ビアミラは$14ミリオンもの契約ボーナスを求めたと言われており、イーグルス側の熱は一気にクールダウン。現在はパッカーズとの交渉の成り行きを見守っている状態だ。パッカーズはイーグルスよりはるかにサラリーキャップが厳しく、にもかかわらず交渉が進展したということは、今回の要求額が、イーグルスへの要求額ほどではないことを示している。
また、ライオンズからのオファーシートにサインしたLBナイル・ディッグスについては、期限の日曜日までにはマッチする予定。すでにそのことは、シャーマンHC/GMから本人に通告したようだ。そうなると、RFA最低額の $605,000 から$2.1ミリオンにキャップ額が増えるため、サラリーキャップの空きは$1.5ミリオンほど減って$3.5ミリオンになるはず。
ESPNのパスカレリによると、パッカーズはレッドスキンズとのトレードで、C/Gデヴィッド・ブラントを獲得するとのこと。レッドスキンズはこのトレードで(条件付の)ドラフト7巡指名権を受け取ることが予想されている。
ブラントはミシガン大出身の25歳。'01年のドラフト外でレッドスキンズに入団し、13試合に出場(先発は1試合)。しかし'02年のキャンプ前に突然引退。今年になってまた現役復帰を選んだらしい。
ライオンズからのオファーシートにサインしたLBナイル・ディッグス。本人に近い筋(おそらく代理人)の情報によると、「彼はライオンズに移りたがっており、オファーシートにマッチしないよう、パッカーズ側に働きかけている」 とのこと。 そして、ディッグスが「RFAとして最低額のオファーしかされなかった」と不満に感じていることを、移籍希望の理由として挙げている。しかしパッカーズ側は、いまのところディッグスを引き留める方針。
ディッグスの不満について聞かれたシャーマンHC/GMは、ディッグスとの関係が悪化しているという話は聞いていないとし、「存在しているかどうかわからない問題について話す気はない。彼からは何も言ってきていないのだから」と語っている。「$605,000のQualifying Offerをするにあたって、プロ人事部長のレジー・マッケンジーが聞いたところ、ディッグスは『問題はない』という答えだった。FA期間に入る前、私と話をした時も何の不満も漏らさなかった」
予定通り行われることになったNFLヨーロッパだが、パッカーズからの派遣選手は14名の予定から半減して7名となった。選手の所属先は右表の通り。
Packers to NFL EUROPE | ||
---|---|---|
Name | Pos. | 所属チーム名 |
Craig Nall | QB | Scottish Claymores |
Jermaine Petty | LB | Scottish Claymores |
Isaac Keys | LB | Scottish Claymores |
Bobby Jackson | S | Scottish Claymores |
Travis Williams | WR | Amsterdam Admirals |
Jeremy Unertl | S | Frankfurt Galaxy |
Tim Morgan | P | Frankfurt Galaxy |
センターとしてプレーする予定になっていたOG/Cビル・フェラリオと、QBザク・クストクは、"個人的な理由" のためにヨーロッパ行きを取りやめ、グリーンベイに戻ってワークアウトを続けることになった。また、その他にも5人の選手がケガなどのために最終ロースターに残れず、グリーベイに帰ることになった。
予定通りグラスゴーへ向かうQBノール。「僕は良いプレーをする必要がある。パッカーズに残れるかどうかの瀬戸際、と言えるかは分からないけど、シーズンを通して良いプレーが見せられればいいと思う」と語っている。ドラフト1巡指名も予想されているパッカーズのQB陣について、「ドラフト1巡でQBを指名しても、僕は構わない。競争するチャンスさえもらえればね」 と覚悟を固めている様子。スコットランドでプレーすることについては、「スコットランドは最も安全な場所の一つだと思う。アメリカ国内にいるよりも安全かもしれない。抗議運動もないようだし」と平静を保っている。
一方、"個人的な理由" でヨーロッパ行きを取りやめたビル・フェラリオは、「フロリダでのキャンプを終えて、すでにセンターとしてのプレーにも十分に馴染むことができた。 "第二の天性"のようになってきた」と説明している。本当なら素晴らしいのだが。
ライオンズからのオファーシートにサインしたLBナイル・ディッグスを引き留めるか、パッカーズは1週間で決めなければならない。JS Onlineによると、パッカーズ首脳は、このオファーにマッチしてディッグスを引き留める方向で検討している、とのこと。パッカーズのサラリーキャップの空きは(諸説あるがJS Onlineによれば)$5ミリオンほどと見られており、ディッグスのサラリーが(RFAとしての最低額の)$605,000から$2.1ミリオンに増えたとしても、なんとかならない額ではない。
というわけで、やはり問題はDEバジャ=ビアミラの動向。オーナー会議の初日、シャーマンHC/GMもイーグルスのリードHC/GMも、交渉の成り行きについては一切口を閉ざしている。ただ、周囲から漏れてくる情報によれば、 「バジャ=ビアミラは、『決めるまでにもう少し時間がほしい』 と説明し、イーグルスとの交渉は棚上げ状態」 とのこと。彼の気持ちはグリーンベイ残留に傾いていると言われているが、パッカーズが契約延長にもたついているうちに、再びイーグルスが(金額を上げて)プッシュしてこないとも限らない。そうなった場合、パッカーズにLBディッグスを引き留める余裕があるかどうか。
Compensatory Picksとは、前年にフリーエージェントで流出した選手が多いチームにリーグから与えられる、ドラフト指名権のことだ(用語集を参照)。 今年のパッカーズは、6巡・7巡・7巡・7巡という4つの指名権がもらえることになった。 昨年のフリーエージェントで、WRシュレーダー、WRブラッドフォード、KRロッサム、DTフラニガン、Sジェンキンズ、OGストークスが流出し、獲得したのはDEジョー・ジョンソンだけだったから、とのこと。なお、この指名権はトレードに出すことはできない。
今年のパッカーズのドラフト指名権は、1巡・3巡・4巡・5巡・6巡・6巡・6巡・7巡・7巡・7巡・7巡の11個となった。2巡指名権は、CBハリスのトレードで失っている。4巡指名権は昨年のWRグレンのトレード獲得で失っていたが、CBハリスのトレードの際に再び手に入れたもの。6巡指名権は、制限付きFAだったSボウエンがレッドスキンズへ移ったために、レッドスキンズから受け取っている。
フリーエージェントとなっていたCBトッド・マクブライドは、CBタイロン・ウィリアムズと同じく、ファルコンズと契約した。パッカーズはもともと再契約の意思を見せていなかった。「スターターになりたい」という希望を持っていたマクブライドだが、ファルコンズにはCBブキャナンがいるため、どうなるか。
CBマクブライドは、UCLA出身の27歳。元はWRで、大学4年の時に初めてDBにコンバートされたらしい。1999年のドラフト外でシーホークス入りしたが、開幕前に解雇され、グリーンベイへ。1年目はスペシャルチームが主だったが、翌'00年には3番手CBとなり、マッケンジーの負傷欠場中に6試合に先発。それ以来、3年間にわたって3番手CB、ニッケル、ダイムバックとしてチームに貢献してきた。185cmとサイズがあり、カバー能力はそこそこだがフィジカルでアグレッシブ。どちらかというとリスキーなプレーが多いタイプ。
ヨーロッパでの反戦・反米感情の高まりのため、NFLヨーロッパの開催をどうするか、再検討を強いられていたNFL。最終的な決定はオーナー会議に委ねられることになった。そしてアリゾナで行われたオーナー会議の初日に投票が行われ、予定通り決行することが賛成多数で決まった。
開幕は4月4日。フロリダでキャンプを行っていた選手たちは、25日と26日にヨーロッパへ向かうことになっている。
先日デトロイトを訪問したLBナイル・ディッグスが、ライオンズからのオファーシートにサイン。JS Onlineによると、契約ボーナス$2.8ミリオンを含む総額$11ミリオンの4年契約、とのこと。ディッグスは制限付きFAなので、パッカーズが7日以内に同等のオファーをすれば、移籍は阻止できる。しかし今はDEバジャ=ビアミラの残留に全力を挙げているところであり、ディッグスを引き留めるだけのキャップの余裕があるかどうか。
もし彼を失うことになると、昨年からの先発LBが一人もいなくなってしまう。$2.8ミリオンの契約ボーナスなら、それほど無茶な金額ではないが、問題は、今年のキャップ額がどれぐらいになるか。今年のキャップヒットがあまりに大きくなってしまうようなら、パッカーズとしてもあきらめざるを得ない。同じくJS Onlineによると、今年のキャップヒットは$2.1ミリオンとのこと。ディッグスを手放す場合、パッカーズはライオンズからドラフト4巡(2位)指名権を受け取ることになる。
DEバジャ=ビアミラに(3段階のうち)"特上"ではなく"上"のオファーをしたこと、そしてディッグスに"上"ではなく、"並"のオファーしかしなかったのは、例年であれば問題なかったはず。しかし昨年までとは大きく違い、今年は制限付きフリーエージェントに高い値をつけて引き抜くのが大流行。DEバジャ=ビアミラとの契約延長の問題と合わせ、パッカーズは完全に窮地に追い込まれた。
月曜日から、アリゾナ州フェニックスで毎年恒例のオーナー会議が開催される。パッカーズからは、実質的なオーナー役としてボブ・ハーラン社長が参加し、シャーマンHC/GMも出席する。今年の会議での主な議題は、以下の通り。ルール変更に関するものは、ヘッドコーチやGMたちによる競技委員会で8日間にわたる話し合いがすでに行われており、オーナーたちはその委員会の勧告を元に、最終的な決定を行うらしい。
ほかにも、議題は非常に多岐にわたる。また、各チーム首脳が集まるため、ここがFA交渉、トレード交渉の主戦場となる。
パッカーズからは14人もの選手がヨーロッパに派遣されることになっているが、その中で特に注目なのが、QBクレイグ・ノールと、センターに挑戦するG/Cビル・フェラリオだ。これまで3週間にわたって、フロリダでキャンプを行ってきた選手たちは、3月25日にはヨーロッパへ渡ることになっている。しかし、NFLヨーロッパの開催自体がどうなるのか。イラク攻撃が始まる直前に、NFLは 「NFLヨーロッパは予定通り開催される」 と発表したが、それ以来、公式のコメントが一切ない。
キャンプの行われているフロリダで、G/Cフェラリオは、「ここじゃあ何千もの噂が飛び交ってるよ。僕らが、はっきりした説明を聞かされたのは火曜日のこと。その時は『全ては予定通り』って話だった。でもそれ以来、誰も何もいってくれないんだから。まあ、僕は流れに身を任せようと思ってる。どうなるか、わからないけどね」 と語っている。
ウィスコンシン大出身のフェラリオはNFL2年目の昨季、かろうじてロースターに残ることができたが、今年はどうなるかわからない。昨年のキャンプでCフラナガンが骨折した時、全く経験のない彼にセンターをやらせてみたところ、なかなかよかった。そこで、今年は本格的にセンターとして経験を積ませるため、ヨーロッパでプレーさせることになったのだ。「間違いなくポジティブな経験だよ。今グリーンベイにいても、ウェイトを上げたりランニングをするぐらいしか出来ない。でもここでは、実際にQBにスナップをして、パスブロックやランブロックをする経験ができる」
予定通りであれば、NFLヨーロッパは4月5日に開幕し、6月14日のワールドボウル(@グラスゴー)で幕を閉じることになっている。パッカーズから派遣される総勢14名のリストは下記の通り。
Packers to NFL EUROPE | ||
---|---|---|
Name | Pos. | 所属チーム名 |
Craig Nall | QB | Scottish Claymores |
Kenyatte Morgan | WR/KR | Scottish Claymores |
Jermaine Petty | LB | Scottish Claymores |
Isaac Keys | LB | Scottish Claymores |
Bobby Jackson | S | Scottish Claymores |
Travis Williams | WR | Amsterdam Admirals |
Everick Rawls | LB | Amsterdam Admirals |
Zak Kustok | QB | Berlin Thunder |
Bill Ferrrario | G/C | Berlin Thunder |
Brian Haugabrook | WR | Frankfurt Galaxy |
Jeremy Unertl | S | Frankfurt Galaxy |
Martin Dossett | WR/KR | Barcelona Dragons |
Shawn Mills | WR/KR | Rhein Fire |
Tim Morgan | P | 未定 |
ネイヴィーズと契約したとはいえ、まだまだ先行き不透明なパッカーズのLB陣。Detroit Newsによると、ナイル・ディッグスの代理人は、ライオンズと交渉が続いていることを認めた、とのこと。
ディッグスは制限付きFAのため、仮にライオンズからのオファーシートにサインしたとしても、パッカーズは同等のオファーをすることによって移籍を阻止できる。ライオンズはパッカーズよりもサラリーキャップの空きが大きいが、ドラフト1巡2位指名があるため、ルーキー分のサラリー枠をより多く残しておく必要があり、それを考慮に入れれば、パッカーズとたいして変わらないキャップ状況ではないかと見られている。
新たなLB候補として、ドゥエイン・ラッド(CLE)が浮上。金曜日にグリーンベイを訪問することになっている。ラッドといえば開幕戦の信じられない幕切れが記憶に新しいが、2000年まではミネソタでプレーしており、パッカーズにとっては馴染みの選手。実は、上記のディッグスと同じ代理人を雇っている。
LBドゥエイン・ラッドはアラバマ大出身の27歳。$23ミリオンの5年契約の2年目を終えたところで、ブラウンズから解雇された。主にウィークサイドをプレーしてきたが、ミネソタ時代にはストロングサイドで先発した経験もあり、パッカーズがディッグスを失った場合、彼をストロングサイドでプレーさせることも可能だ。
$14ミリオンの契約ボーナスを希望して、NFLじゅうの度肝を抜いたDEカビーア・バジャ=ビアミラ。代理人は、「バジャ=ビアミラは、グリーンベイで非常にハッピーなのだ。しかし制限付きフリーエージェントとしては、他チームも見てみる価値はある。フィラデルフィアは素晴らしいチームだから、彼は評価してみようと決めたのだ。現状では、今のままで十分彼は幸せであり、他の場所を考えるには、そこを見に行く必要があった」 と説明している。
彼にとって選択肢は3つある。
本人は、3.を選ぶことも全くいとわない様子だ、という情報もある。
契約が報じられた時は、LBハンニバル・ネイヴィーズはウィークサイドの先発になるものと思われていたが、パッカーズ側の意図はそうではなかったようだ。パッカーズのプロ人事部長、レジー・マッケンジーは、「ネイヴィーズは3つ全てのポジションができる。しかし我々の計画は、彼をミドルLBで先発させようというものだ」と語った。ただし、彼は両アウトサイドLBとしての先発経験はあるが、ミドルLBとしての先発経験はない。
電話による記者会見でネイヴィーズは、「僕はこれまでも常に、全ポジションがこなせるタイプの選手だった。どのポジションもうまくこなしてきたし、ミドルに移っても、問題はないと思う」と語っている。今週末にもグリーンベイにやってきて、勉強を始める予定になっている。「僕が成功するために必要なのは、パッカーズのディフェンスを学び、コーチたちと話し合って、僕に何が求められているか知ることだ」
昨日お伝えしたように、DEカビーア・バジャ=ビアミラがフィラデルフィアを訪問したが、その際にバジャ=ビアミラ側が求めたのは、なんと$14ミリオンの契約ボーナスだったという噂。彼は火曜日の夕食をリードHC/GMと共にし、水曜日にはオーナーとも会ったとのこと。つまり、イーグルス側は最大限の歓迎をしたと言える。水曜日の夜にバジャ=ビアミラはフィラデルフィアを発ったが、イーグルス側は、(バジャ=ビアミラ側の希望額に驚いたのか)まだオファーをしていないようだ。
同じく水曜日に、同じく制限付きFAのLBナイル・ディッグスはデトロイトを訪問。こちらも、水曜日終了時点で、まだオファーはされていない。
イーグルスの公式サイトによると、DEカビーア・バジャ=ビアミラが19日、イーグルスのチーム施設を訪問しているとのこと。パッカーズが彼を引き留めるには、イーグルスのオファーにマッチするか、イーグルスからオファーが出る前に長期契約を結んでしまうか。
LBスピアマンの獲得に失敗したパッカーズは、パンサーズのLBハンニバル・ネイヴィーズと契約。ネイト・ウェインに代わる先発ウィークサイドLB(の候補?)を確保した。詳細は不明だが、契約ボーナス$50万ドルを含む$3ミリオンの3年契約、という比較的お手ごろな金額と見られている。ネイヴィーズは昨季、パンサーズの先発ウィークサイドLBだったが、'01年はストロングサイドでも先発しており、そのあたりの経験もパッカーズは評価したものと思われる。
ハンニバル・ネイヴィーズはコロラド大出身の25歳。身長188cm、109kg。 '99年のドラフト4巡指名でパンサーズ入り。3年目の'01年からスターターとなったが、腕の骨折などで出場はわずか5試合。昨年も、足首の捻挫で12試合出場(9試合先発)に留まった。プロ4年間で全試合に出場したことがなく、そのようなケガの多さのために、FA市場での評価を下げたと言われている。
唯一、昨年から残っている先発LBのナイル・ディッグスが、デトロイトを訪問するという噂。彼は制限付きFAとなっていて、パッカーズは彼に最低額($605,000)のqualifying offerをしてある。そのため、彼の入団時と同じドラフト4巡指名権と引き換えに、出て行ってしまう恐れがある。ただし、ライオンズが一番求めているのはクレイボーンに代わるミドルLBであって、ディッグスにはその経験が全くない。
上記のネイヴィーズの獲得によって、とりあえずウィークサイドLBの先発候補ができた。あとはミドルLBだが、今のところ候補に挙げられている、制限付きFAのダハニ・ジョーンズ(NYG)を獲得するには、ネイヴィーズよりもお金がかかり、チャーリー・クレモンズ(NO)はもっと高い。DEバジャ=ビアミラを引き留めるためキャップに空きが必要な現状では、すんなりと交渉が進むかどうか。
DEヴォニー・ホリデイは、カーディナルズとシーホークスからのオファーを受け取ったらしい。代理人によると、その他にも2チームが獲得に乗り出すかもしれない、とのこと。ただし、すでにビルズはホリデイ獲得レースから降り、ヴァイキングスからのコンタクトもない、とこの代理人は語っている。
この代理人は、パッカーズ残留の可能性も示している。もしパッカーズが、DEバジャ=ビアミラを失うことになった場合、再びホリデイとの契約に乗り出すかもしれない、と言うのだ。「まだパッカーズ側と話をしたわけではないが、面白いシナリオだ」
テリー・グレンが去ったことで、名実ともにWR陣のリーダー格となったドナルド・ドライバー。トレードで去るグレンが捨て台詞のように、「グリーンベイでは正当なチャンスがもらえなかった」 と語ったが、それだけは同意できないようだ。「誰もがフィールドに出てプレーするチャンスがあったと、僕は思う。テリー・グレンにもちゃんとプレー機会があり、素晴らしい仕事をしたと思うよ」
「ここは、一人の選手を中心にして回るようなチームじゃない。チームは53人でできているんだ。もし彼がそう思っているなら、気の毒に思う。でもこのチームは一人の選手を中心にしたチームじゃないし、テリーもそれを理解する必要があった」 とドライバー。
チームがグレンを放出して、若いファーガソンとウォーカーにチャンスを与えることを選んだことについて、「シャーマンHCは、常に『チーム全体のためにベストの決断をする』と言ってる。彼は、僕ら3人なら良いトリオだと感じているのだと思う。だから、ファーガソンとウォーカーを競争させて、どちらかに僕の逆サイドの先発をさせると決めたのだろう」 とドライバーは説明する。「テリー・グレンが抜けたことは痛いけど、若い連中が成長してその穴を埋めなきゃいけない。彼らなら可能だと思うよ」
昨年は、フリーマン、シュレーダー、ブラッドフォードの3人が抜けたため、自然とドライバーがリーダーシップを発揮することになった。毎週のようにWR陣を家に招き、結束を固めようと努力した。人付き合いの苦手なグレンは応じないことも多かったようだが。「それでも、テリーはちゃんと溶け込んでいたよ。テリーを批判することなんてできない。彼がリーダーシップをもたらしてくれたんだから」 といまだにグレンを擁護している。
シーズンが進むにつれ、誰もが認めるエースレシーバーに成長した。特に、肩をひどく痛めながら出場したプレーオフのファルコンズ戦で、彼のガッツは多くのチームメイトやファンの胸を打った。「僕がリーダーだと、みんなが認めてくれたのは、ケガをしながらあの試合でプレーしたせいだと思う。試合中、僕が肩を悪化させてプレーできなくなった時、QBファーヴが 『お前がこれ以上プレーできなくても関係ない。お前は自分のできる全てを捧げてくれた。お前は最高だ』 と言ってくれたんだ。あんなこと言ってくれるなんて、本当に脱帽するよ。彼は世界最高のQBの一人で、彼と一緒にプレーできるだけで最高に嬉しい。その彼が僕のことをそんなに認めてくれるなんてね」
シーズン終盤になって、彼は総額$11ミリオンの5年契約にサイン。彼の活躍からすれば、かなりのディスカウントだと評価する人は多い。もしその時サインせずに、シーズン後にFAとなることを選んでいたら、もっと大金を手にすることができたのでは? 「僕はとても幸せだ。妻とも話し合うんだけど、僕はあの時サインして、全てを終わらすことができて本当に良かった。他の選手のように、今もただじっと座って、声がかかるのを待つことになったかもしれないんだから」
この土曜日も彼はイベント会場で、(建物の外まで)長蛇の列をなしたファンのために、長時間にわたってサインをした。45分も並んだファンは、ドライバーの親しみやすい笑顔に迎えられ、ジョークまで言ってもらい、サインをもらって、一緒に写真に収まった。「僕を知ってるだろ? これが大好きなんだ。僕にできることは、外に出かけて、ファンたちにサインをしてハッピーになってもらうこと。世界で最も素晴らしいことの一つだよ」
ベンガルズは、LBアーメジス・スピアマンがサインしたパッカーズとの3年契約にマッチ(同等の契約をオファー)することを発表し、これで移籍は不成立となった。グリーンベイでスターターとなるチャンスを望んでいたスピアマンは、「引き留めてくれるな」とベンガルズ側に働きかけていたが、その望みは叶わなかった。
一方でベンガルズは、同じく控えLBのエイドリアン・ロスのトレードをパッカーズに持ちかけている、という噂が出てきている。
SportsLine.comのジェイ・グレイザーによると、ジャイアンツのLBダハニ・ジョーンズがグリーンベイを訪問し、パッカーズは彼へのオファーを検討しているらしい。彼はジャイアンツではウィークサイドを守っていたが、パッカーズは彼をミドルLBとして考えているとのこと。ということは、やはりLBスピアマン獲得に失敗した場合のプランなのだろう。彼もスピアマンと同様に制限付きフリーエージェントだが、6巡指名入団だったため、パッカーズが獲得するためには今年の6巡指名権を譲渡する必要がある。
LBダハニ・ジョーンズは現在25歳。 ミシガン大から'00年のドラフト6巡指名でジャイアンツ入り。1年目はヒザの大ケガで棒に振ったものの、2年目はスペシャルチームの中心的存在として活躍した。ジェシー・アームステッドの抜けた昨季は、先発のウィークサイドLBに昇格。なかなか良いプレーを見せて、今オフの制限付きFAたちの中でも高い評価を得ていた。パッカーズの他にも、イーグルスやパンサーズも彼に興味を示しているという噂。
パッカーズからのオファーシートにサインしたベンガルズのLBアーメジス・スピアマン。先日は、「グリーンベイに行きたいが、ベンガルズに残るなら、それでもいい」 と語っていたが、気持ちが変わったようだ。ベンガルズ公式サイトによると、彼は土曜日に、「ベンガルズが引き留めた場合、チームの自主参加のワークアウトとミニキャンプには参加せず、ミシシッピ大の授業に出るつもりだ」 とルイス新HCに話したという。「控え選手でいるような状況なら、自主参加のワークアウトよりも、授業に出る方が大事なんだ」
ベンガルズでは新加入のケヴィン・ハーディの控えだが、パッカーズは先発MLBの座を用意して待っている。移籍を実現するため、スピアマンは必死でベンガルズ側を牽制している、ということなのだろう。「ベンガルズのことを悪く思っているわけじゃない。グリーンベイが先発させてくれるからであって、ルイスHCのことを悪く思っているわけじゃない。彼は、『ここにいたい選手だけいてくれればいい』と言っていたが、それが本当かどうか知りたい。僕にとっては、先発させてくれるグリーンベイの方が望ましい、というだけなんだ」
パッカーズはベンガルズから制限付きFAとなっているLBアーメジス・スピアマンにオファーシートを提出し、彼はサインした。しかしベンガルズ側は、そのオファーにマッチ(同等の契約をオファー)して、彼を引き留めることに決めたようだ。スピアマン本人が、ルイス新HCからそう言われた、と語っているので、どうやら間違いない。パッカーズが他チームの制限付きFAに手を出すのはこれが初めてのことだが、不発に終わりそうな情勢だ。
パッカーズのオファーは、金額は不明ながら、3年契約とのこと。金額よりも、彼はベンガルズでは控えLBでしかないが、パッカーズは先発MLBの座を用意している。パッカーズ側と話し合っていたスピアマンの代理人は、「普通、控えでしかない選手に高額の契約ボーナスを払うのは、嫌がるものだ。ベンガルズがそうだろうと思って契約を組んだのだ。このオファーを見て、『控え選手にこんな金が払えるか。手放そう』 と言ってくれることを期待していた。しかしそうではなかった。私が思うに、『そっちはFBルーチーを獲ったんだ。こいつまで渡すものか』 ということなんじゃないか。論理的な決定ではなく、意地によるものだね」 と分析している。
LBスピアマンは、パッカーズのダフナー新LBコーチが、ドラフト外入団から育てた選手で、ダフナーはスピアマンを高く評価していた。しかしそのドラフト外入団というのがポイントだった。ベンガルズとしては移籍を許した場合に、見返りとしてドラフト指名権を受け取ることができず、そのために少し無理をしても引き留めたということなのかも。
パッカーズは、チケットを$4ドルずつ値上げすることを発表した(詳細はこちら)。これまではNFL全球団のなかで、下から3分の1に入っていたが、これで上位半分に入ったとのこと。チケット・ディレクターのマーク・ワグナーは、「他球団の値上げの様子からして、もし今年値上げをしないとすると、将来大幅に値上げをしなければならなくなってしまう」と説明している。
ハーラン社長はかねてから、「NFLの中で、一番高い方というのも良くないし、一番安い方というのも良くない。真ん中ぐらいが望ましい」という方針を語っている。
元ベンガルズのFBニック・ルーチーとの契約は、JS Onlineによると、契約ボーナス$1.1ミリオンを含む総額$6ミリオンの6年契約。今年のキャップ額は$713,333で、最も高くなる'08年でも$1.4ミリオンにしかならない。比較的安いサラリーだが、2番手FBとしてはやや高い。
ベンガルズでは、通常のFBだけでなく、ワンバックとして入ったり、Hバックとして入ったり、TEに入ることさえあった。記者会見でルーチーは、ボールキャリアとしてもレシーバーとしても貢献できるという多才さと、本格派のブロッキングFBでもある、という両方を強調した。自分がピュアなフルバックだと思うかと聞かれると、「その質問には落とし穴があるね。『ピュアなFB』と言う場合、『彼はブロックができる』ということになり、『ピュアなFBではない』と言う場合、『彼はアスレチックだが、ブロック力がない』ということになってしまう」
「僕は何よりブロックが得意だ。ビデオを見てもらえればわかる。LBをノックアウトしてるだろう。LBをブロックしてるんじゃない。ノックアウトするんだ」と自信のほどを述べている。それと同時に、「僕のようにいろいろできるFBを、『中間的なタイプ』と片付けるのは馬鹿げたことだ」と語り、"いろいろできる、本格派FB"であることを強調している。「ベンガルズのルイス新HCと話した時、『ディフェンスから見ると、君のように全てをこなせる選手がいちばん厄介なのだ』 と言ってくれた」
CIN、CLE、PHI、GBの中から、パッカーズを選んだ理由について彼は、クルームRBコーチと意気投合したことと、勝てるチーム、スーパーボウルを狙えるチームでプレーしたかったから、という2点を挙げている。
Luchey のカタカナ表記についてですが、(pronounced LOO-chee)とパッカーズのプレスリリースに明示されていたので、"ルーチー"と表記することにします。また、ファーストネームは、"ニコラス"でなく、省略した"ニック"でいくことになったようです。
MLBとWLBの先発を探すことになったパッカーズ。Press-Gazette紙によると、FA市場では、今のところ下記の3人が候補とのこと。
チャーリー・クレモンズ(NO)。セインツの先発MLBで、パスシチュエーションでの、アウトサイドからのパスラッシュにも定評がある。30歳という年齢が、ややネックかも。パッカーズとライオンズとの競合になっているらしく、彼の代理人によると、今週中にはどちらかと契約するだろう、とのこと。
ハンニバル・ネイヴィーズ(CAR)。ミドルとウィークサイドの両方プレーできる。26歳。昨季は9試合に先発。
アーメジス・スピアマン (CIN)。ドラフト外入団の'00年にはMLBで11試合に先発して活躍したが、翌'01年には開幕直前に胸筋を断裂してしまい、全試合欠場。昨季も足首の捻挫などで、7試合の出場(先発なし)に留まった。彼は制限付きFAで、ベンガルズからは最低額のオファーをされているが、ドラフト外入団だったため、見返りにドラフト指名権を譲渡する必要はない。パッカーズのダフナー新LBコーチは、ベンガルズ時代から彼を高く評価していたらしい。
パッカーズは、レッドスキンズからSマット・ボウエンへの$6ミリオンのオファーに対抗しないことを公表。これでボウエンの移籍が決定した。彼は'00年のドラフト6巡指名だったため、パッカーズは同じ6巡指名権を、レッドスキンズから受け取ることになる。通常、セーフティ陣は4人体制だから、シャーパー、アンダーソン、エドワーズに続く4人目が必要となる。すでに49ersのSジョン・キースがグリーンベイを訪問することになっている。
昨日の報道が示しているように、解雇されたLBネイト・ウェインのロースターボーナス支払い条件について、契約書の文面の解釈のズレがある。現時点では、サラリーキャップ上は$75万ドルのボーナスは支払われなかったものとして認められているから、リーグはパッカーズ側を支持しているようだ。しかしウェインの代理人は、「支払われるべきだ」と主張しており、リーグ側の調停を求めるかもしれない。そうなればウェイン側の主張が通る可能性もあり、パッカーズはサラリーキャップを無駄に使うことになる。
LBネイト・ウェインのサラリーカット交渉は結局まとまらず、ついにウェインは解雇されてしまった。3月9日に$75万ドルのロースターボーナスが支払われることになっていたため、パッカーズとしてはその直前で、つらい決断をしなければならなかったようだ。ウェインは今年、ベースサラリーとロースターボーナスを合わせて$2.25ミリオンを受け取ることになっていたが、ヒザのケガを繰り返している彼に、チーム側はそこまでの価値を認めなかったということになる。
この解雇により、パッカーズはサラリーキャップ総額を$1.4ミリオン圧縮することができた。また、Sダレン・シャーパーの契約見直しを済ませたため、JS Onlineによると、パッカーズのサラリーキャップには、現在$5.5ミリオンほどの空きがあるとのこと。(必ずしもあてにならないが)
このように、やや無理をしてキャップに空きを作ったのは、DEバジャ=ビアミラの確保のためだった、という見方が有力だ。イーグルスは、DEヒュー・ダグラスを失った場合に備え、すでにバジャ=ビアミラの代理人と接触しているらしい。RFA(用語集参照)のバジャ=ビアミラがイーグルスからの高額オファーにサインした場合、引き留めるにはこちらも同等のオファーをしなければならない。ウェインの代理人も、「パッカーズは、バジャ=ビアミラを失うことを恐れたためにキャップの余裕が必要になった」と語っている。
解雇されたウェインは、こういうこともあり得ると覚悟はしていたものの、やはりショックだったようだ。「ネイトはショックを受け、動揺し、傷ついている。彼は引退までここでプレーするつもりだったのに」と代理人はまくしたてる。しかしまた、「もしパッカーズが、いずれ別のLBと契約して彼を解雇するつもりなら、なぜサラリーカットを受け入れなくちゃいけない?」とも語っており、『どうせ解雇されるなら、パッカーズを突っぱねて、いまFA市場に出よう』という意図があったようにも受け取れる。ウェインは火曜日にもフィラデルフィアを訪問の予定。
ミドルLBのハーディ・ニッカーソンのチーム離脱は確実、そしてウィークサイドLBのウェインが解雇されたことで、残る先発LBはストロングサイドのディッグスだけになってしまった。しかし今年のFA市場ではLBが多く出回っており、特にアウトサイドLBは質量ともに豊富。ケガがちのウェインに$2.25ミリオン払うよりも安い値段で、そこそこのアウトサイドLBなら手に入るだろう、という見込みがパッカーズにはあるようだ。ただ、2つのLBのスポットを埋めるには、FAとドラフトの両方を活用する必要がありそうだ。
パッカーズは、元ベンガルズのブロッキングFBニック・ルーチーと契約した。契約の詳細は明らかになっていないが、6年契約とのこと。パッカーズの期待は大きいようで、将来的にはヘンダーソンの後継者にしたいのだと、クルームRBコーチは明言している。「彼こそ、我々が欲しかった選手だ。ベンガルズ、ブラウンズとの競争だった。獲得できて嬉しい」
もうじき26歳。270ポンド近い大型フルバックだ。昨年から Luchey という姓を名乗っているが、かつてはニック・ウィリアムズというのが登録名だった。マイアミ大から、'99年のドラフト4巡でベンガルズ入りし、4年間で先発は9試合。先発に昇格するチャンスもあったはずだが、'01年の春にヒザの前十字靭帯を断裂してしまい、そこでベンガルズはFBロレンゾ・ニールと契約。過去2年間はロレンゾ・ニールの影に隠れてきた。
ルーチーの270ポンドという体重について、コンディショニング不足を指摘するスカウトもいるが、クルームRBコーチは、「非常に優れたアスリートで、その体をうまく使っている。彼は常にそのぐらいの体重があったし、NFL入りする時でさえすでにそのくらいデカかった。ただ、先日グリーンベイに来てくれた時に、『もっと体を研ぎ澄ます必要がある』ということは話し合ったよ」と語っている。
FBウィリアム・ヘンダーソンが長い間パッカーズの先発FBだったが、昨季終盤には全体的にパフォーマンスが落ちた、と指摘するスカウトもいる。FBを重視するパッカーズは、ヘンダーソンが衰えてから補強を考えるのでは遅い、と考えたようだ。また、昨季入団のダヴェンポートは、これでRBに専念するということが決定的になった。「ダヴェンポートは、予想していたよりも高いランニング・スキルを見せてくれた。FBよりも、RBグリーンの控えとして使いたい。時おり交代させて、グリーンの負担を減らすことも考えている」 とクルームRBコーチ。
もう一つ重要な要素だったのが、スペシャルチームでのプレー。昨年までジャガーズにいたボナメイゴSTコーチは、ラチェイのスペシャルチームでのブロックをよく見ており、彼からの強い推薦もこの契約の背景にはあったらしい。
フリーエージェントとなっているQBダグ・ピダーソンだが、今年も昨年と同じ状態。まだ引退するつもりはなく、パッカーズからの再契約の話を待っている。ルイジアナの自宅でピダーソンは、「来季もプレーしたいと思っている。グリーンベイに戻ってきたい。どうなるかは、チームがどの方向へ進むかによる。でも今のところ、チームからは何の音沙汰もない」 と語っている。
「今のところ、焦ってはいない。昨年はうまく行ったし、今は様子を見ているところだ」 と語るピダーソンだが、パッカーズから連絡がない理由はわかっている。QBファーヴの後継者探しが、今オフの重要なテーマだからだ。今年のドラフト上位でQBを指名する可能性は高く、昨年のドラフト5巡指名のクレイグ・ノールもいる。通常のQB3人体制なら、彼の居場所はなくなってしまう。「グリーンベイが別の方向へ行きたいというなら、僕もそうしなきゃいけないだろう。相手しだい、って感じだけど、それが現実だ。今の彼らには、もっと大きな目標があるからね」
11月24日の@タンパベイ。QBファーヴのパスがインターセプトされたプレーで、LTチャド・クリフトンは、DTウォーレン・サップにブラインドサイドから強烈なヒットを喰らい、骨盤を大ケガして病院送りにされてしまった。回復は順調とはいえ、つらいリハビリ生活は続いていて、彼のフットボール人生がどうなるか、まだ予断を許さない。(リハビリ写真)
大きな話題となったDTサップのヒットについて、「彼のことを悪く思ってなどいない。フットボールをする上で、当然のリスクなんだ」 とクリフトンは振り返る。 「あれは完全に合法的なヒットだった。彼が僕にケガをさせようとしたとは全く思わない。あのケガは珍しいアクシデントで、着地の時に自分の全体重がヒップにかかってしまった」
ただタンパで入院している間、そして今に至っても、サップ本人から電話のひとつもないことは残念に思っているようだ。 「もし僕が誰かをケガさせて、その相手がグリーンベイの病院に4日間も入院していたら、僕なら必ず会いに行くだろう。それは確かだ」 とクリフトン。サップ本人の態度は「オレを汚い選手と思っているか、わかるまでは連絡などしない」 という、いかにも彼らしいものだった。
試合終了後、シャーマンHCがサップに詰め寄ったことに、クリフトンは元気づけられたと言う。「病院のテレビで見てたんだけど、彼が僕のヘッドコーチであることを本当に誇りに思った。多くの非難を浴びることを承知で、僕のために立ち上がってくれたんだから」
1ヶ月近い入院生活を送り、退院後も自宅に病院用ベッドを運び込んだ。寝たきりの生活から、歩行器、松葉づえ、そして杖。今ではようやく脚を引きずることなく歩けるようになった。目を見張るような回復ぶりだ、とドクターからは言われている。今月中には、初めて走ってみることになっている。「カムバックできると、僕は確信している。でも他のケガと同様に、テストしながら進まなければならない。何ヶ月かすれば、結果は出るだろう」
あのヒットを受ける寸前、サップの姿はちらりと見えた。しかしその後は、(チームメイトが言うように)サップが自分を見下ろして嘲っていたかどうかも知らないと言う。 「着地した時、あまりの痛みに、気持ちがそちらに集中してしまっていたから」と振り返るクリフトン。「自分がまたプレーできるようになるかもわからなかった。特に、最初の一週間はね。全く灰色の時代だった」
リハビリを始めて2ヶ月。いったんは20ポンドほど落ちていた体重も、5ポンド取り戻して、今は312ポンドだ。「下腹部と右の鼠蹊部には、今でも少し痛みがある。しかしその痛みも、時間がたてば消えるだろう。僕は必ず今年復帰するよ」
DTクリディアス・ハントの6年契約の詳細が明らかになった。総額$25.35ミリオンで、契約ボーナスは$6ミリオン。ベースサラリーとロースターボーナスは下表のようになっている。高額サラリーの代わりに、、薬物で1年の出場停止になった場合の契約ボーナス返還についても条項がある。出場停止が今年なら$6ミリオンの全額返還、来年なら$5ミリオン、再来年なら$4ミリオンというような方式に決まったようだ。
Cletidus Hunt Contract | |||
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ベースサラリー | ロースターボーナス | キャップ額 | |
2003年 | $ 700,000 | $ 1,700,000 | |
2004年 | $ 1,000,000 | $ 1,000,000 | $ 3,000,000 |
2005年 | $ 1.250,000 | $ 1,000,000 | $ 3,250,000 |
2006年 | $ 2,800,000 | $ 1,000,000 | $ 4,800,000 |
2007年 | $ 3,800,000 | $ 1,000,000 | $ 5,800,000 |
2008年 | $ 4,800,000 | $ 1,000,000 | $ 6,800,000 |
制限つきFAの、Sマット・ボウエンに興味を示していたレッドスキンズが、正式にオファーシートを提出し、ボウエンがサインした。詳細は明らかになっていないが、契約ボーナス$1.6ミリオンを含む総額$6ミリオンの4年契約、というオファーらしい。パッカーズは7日以内に同等の契約をオファーすることで移籍を阻止できるが、そうしなかった場合はレッドスキンズからドラフト6巡指名権を受け取って、移籍を認めることになる。
パッカーズ側はまだ何のコメントもしていないが、控えセーフティにそこまでの金額を払うとは考えにくく、このまま移籍を許してドラフト6巡指名権を受け取ることになりそうな情勢。
フリーエージェントとなっていたDT/DEビリー・ライオンが、ヴァイキングスと契約した。ライオンは、DLの4つのポジション全ての控えをこなしてきた28歳のユーティリティ・プレーヤー。パッカーズ側は再契約の意思をほとんど見せておらず、今季のチーム構想からは完全に外れていたようだ。
パッカーズは、昨季の5番手WRカーステン・ベイリーと契約延長。詳細は明らかにはなっていないが、比較的安い契約ボーナスを含む2年契約のようだ。ベイリーは1999年、オーバーン大からドラフト3巡指名でシーホークス入り。しかし'01年夏に解雇され、一年間のブランクを経て昨年春にパッカーズと契約した。5番手WRということで、レシーバーとしての出番は少なく、主にスペシャルチームでプレーしてきた。テリー・グレンが放出されたため、仮の4番手に昇格したことになる。
本来なら制限つきFA(RFA)となるはずのベイリーだったが、パッカーズは期限の2月27日までに"Qualifying Offer"を行わなかったため、無制限フリーエージェントとなっていた。「チーム側は『ベイリーに期待する』と言っていたのにどういうことか」と疑問の声が上がっていたが、この契約がその答えだった。"Qualifying Offer"をしてしまうと、最低でも$605,000のサラリーということになるが、このような形にしたため、サラリーをもっと安く抑えることができた。
パッカーズ関係者によると、レッドスキンズがSマット・ボウエンに興味を示しているらしい。ボウエンは昨季、ケガ人の多かったディフェンスの中で全試合に出場。シャーパーが欠場した時など6試合に先発し、しっかりと穴を埋めた。ルーキーのアンダーソンには追い越されたものの、「エドワーズよりはずっとマシ」という評価が多い。
上記のベイリーとは違い、Sボウエンは"Qualifying Offer"をされた上でRFAとなっている。そのため、ボウエンが他チームからのオファーにサインしたとしても、パッカーズは同等の契約をオファーすることによって移籍を阻止できる。また、諦めて移籍を許す場合でも、ボウエンがドラフト指名された時と同じ、ドラフト6巡指名権を受け取ることができる。
新たに代理人を雇ったDEヴォニー・ホリデイは、フリーエージェントの旅を続行中。アリゾナの次は、シアトルを訪問することになっている。ホルムグレンHCはホリデイにとって、プロ入りして最初のヘッドコーチ。しかしシーホークス側は、ヒュー・ダグラス(PHI)を獲得しようと努力しており、「ダグラスがダメだった場合にホリデイを」ということらしい。
ホリデイ本人は、パッカーズとの再契約はほとんどない、と認めている。「パッカーズは、DTハントと長期契約した。これは大きいよ。彼らにもサラリーキャップの問題があるし、DLに払える金も限度があるだろう。LBニッカーソンが抜けるから、ミドルラインバッカーを探す必要が彼らにはあるんだ。若いマーシャルが控えてはいるが、彼はまだ先発する準備ができてないと思うしね」とホリデイは語り、パッカーズのチーム事情に理解を示している。
多くのFA選手が全米を動き始めた。先発ミドルラインバッカーを探しているパッカーズのところには、最初の候補として、セインツのLBチャーリー・クレモンズがやってきた。日曜夜にチーム首脳と食事、月曜にはフィジカルチェックを受けたり、コーチたちと会ったりすることになっている。彼の旅はまだ始まったばかりで、まだパッカーズがオファーをどうこうという段階ではなさそうだ。
クレモンズは現在30歳。 なんと13.5サック、123タックルを記録した'01年シーズンが彼にとっては最高の年。しかし昨季はDLが弱体化したためか、0.5サック、58タックルと大幅に数字を落とした。このあたりをどう判断するかが問題だろう。グリーベイの次は、ヒューストンやカンザスシティを訪問することになっている。
ベンガルズのFB、Nicolas Luchey (ラッチェイ?ラシェイ?)も同じくグリーベイを訪問。彼は昨年、FBロレンゾ・ニールの控えFBとして、また時にはTEとしてもプレー。スペシャルチームのブロッカーとしてもプレーしていたことも、パッカーズにとっては魅力なのかも。
金額面では、木曜日深夜に合意していたDTクリディアス・ハントの長期契約だが、細かい点の詰めもようやく終わり、土曜日にサインが済んだ。やはり手間取ったのは、「もし薬物で1年間の出場停止になった場合どうするか」ということだったようだ。契約の詳細についてはまだ明らかになっていないが、総額$25ミリオンの6年契約。今年のベースサラリーは$70万ドルということなので、キャップ額は$1.7ミリオンになる。トランジション指名したままでは$4.689ミリオンだったから、これでキャップ総額を$3ミリオンも圧縮したことになる。
サラリーキャップ限度額に抑えるため、契約の見直しに応じたのはCBマイク・マッケンジーだったようだ。サラリーカットをしたわけではなく、3月1日に受け取るはずの$1.75ミリオンのロースターボーナスを、"guarantee"サラリーに変えたのだ。詳しい説明は省くが、"guarantee"されたサラリーは、契約ボーナスと同じ扱いになり、契約年数割りでキャップに計上することができる。これによって、来年以降のキャップが少し苦しくなるかわりに、今年のキャップ額を$1.3ミリオンほど圧縮することができた。
フリーエージェントとなったDEヴォニー・ホリデイは、代理人を解雇。「近く新しい代理人を雇うまでは、じかに連絡を」と各チームにファックスを送った。パッカーズとの交渉がうまくいかず、結局パッカーズがDTハントを選んだことに苛立ったのかもしれない。金額面で高望みをしていたのは、ホリデイ本人よりも代理人のせいだったのかもしれないが、おそらくもう手遅れ。
シャーマンHCは、ホリデイとの再契約にまだ含みを残している。「不可能なことなどないと私は思う。これからも話し合いを続けるつもりだ。代理人も代わることだし、ホリデイ本人とも話し合って、どうなるかを見てみたい」 と語っている。
FA解禁初日、慌しい動きを見せたパッカーズだが、その全てがディフェンス強化に関連したものだった。CBアル・ハリスをトレードで獲得し、DTクリディアス・ハントとの6年契約に合意し、CBウェストブルックと再契約した。キャップに空きを作るため、WRテリー・グレンも放出した。およそ2ヶ月ぶりの記者会見に現れたシャーマンHC/GMは、「ディフェンスを立て直すには、まだまだやるべきことがある」と語った。
長期契約交渉が続いていたDTクリディアス・ハントだが、大筋で合意に達したようだ。契約ボーナス$6ミリオン含む$25ミリオンの6年契約、と見られている。「私が思うに、ハントが見せている能力は、まだ氷山の一角に過ぎない。昨夜彼と話した時、『君はリーグでもトップクラスの選手になれるはずだ』と私は言ったんだ。この契約は、我々がそう思っていることの証だ」とシャーマンHC。
JS Onlineによると、まだ細かい点での話し合いがつかないのは、以下のような理由らしい。ハントはすでに二度の薬物違反を犯しており、もう一度違反すると1年間の出場停止。その場合に、彼が契約ボーナスの一部を返還するような条項を盛り込むことを、チーム側は要求している、というのだ。正式に契約がまとまれば、今年のハントのキャップ額は$2.5ミリオンほどに減り、新たに$2.1ミリオンほどの余裕ができる。
ペイトリオッツからのトレードでWRテリー・グレンを獲得し、わずか1年で放出。2つのドラフト4巡指名権というグレンの値段は高くなかったか? 「1年前を振り返って、2つの4巡指名権と引き換えにグレンを獲得したことは、その価値はあったと思う。あれは、3人の若手WRが成長を見せる前だったからだ。若手たちが台頭した今となっては、グレンは、必要不可欠な存在ではなくなってしまったのだ。もし1年前に戻れたら、そう、同じトレードをするだろう」とシャーマンHC。
Dallas Morning News紙によると、今回のトレードの交換条件は、来年のドラフト6巡指名権とのこと。トレードがまとまらなければ、どちらにせよパッカーズは解雇することになったはずで、タダよりはマシ、ということだったのかもしれない。
イーグルスからCBアル・ハリスとドラフト4巡指名権を獲得し、パッカーズからは2巡指名権を譲渡する、というトレードが成立した。CBハリスは、トロイ・ヴィンセント、ボビー・テイラーという豪華なプロボウルCBの影に隠れ、3番手CBとしてプレーしてきた選手。先発陣がケガで欠場した時にも堅実にその穴を埋め、「NFL最高の3番手CB」という評価も。本人としては先発できるチームに移りたいという希望が強く、DB陣がダブついているイーグルスは、昨年からトレード先を探していたようだ。
アル・ハリスは現在28歳。185cmと大型で、スピードはそこそこだがフィジカルに優れたタイプ。'97年のドラフト6巡でバッカニアーズに指名されたものの、'98年の開幕前に解雇され、イーグルスと契約。それ以来5シーズン、イーグルス一筋で全試合(先発は21試合)に出場している。ニッケル隊形の時には、CBテイラーがスロットに入り、ハリスが右のCBに入っていたとのこと。パッカーズは右CBだったタイロン・ウィリアムズがチームを離れたばかりなので、そこにすっぽりと収まることになる。
トレード先探しが絶望視されていたWRテリー・グレンだが、カウボーイズとのトレードが成立した。パッカーズが受け取るのは来年のドラフト指名権だが、どのようなものになるのかは現時点では明らかになっていない。彼の成績によって、ドラフト巡が決まる(成績不振なら何ももらえないとか)というような条件付きかもしれない。
トレードに出したことによって、パッカーズはサラリー総額を$1.4ミリオンほど圧縮できたはず。上記のCBハリス(サラリーは$1.2ミリオン)のトレードも、このおかげで実現したのかもしれない。グレンは昨年の契約ボーナスがわずか$1ミリオンだったため、"Dead Money"は$80万ドルしか発生せず、キャップへの痛手は小さい。
ダラスでは、ビル・パーセルズHCとの再会となる。グレンがルーキーの年のトレーニングキャンプ中、ケガの回復が遅いのに苛立ったパーセルズHCが、彼のことを"she"と呼んだのは有名な話。しかしその後の大活躍で2人は和解しており、グレン自身も、「ペイトリオッツ時代では、パーセルズHCが一番うまくいっていた」と語っている。また、昨年シャーマンHCがグレンを獲得しようとして、これまでの関係者たちにグレンのことを聞いて回った時も、パーセルズが最も強くグレンを推薦した、ということもあったらしい。
2月28日となり、FA解禁。サラリーキャップ対策に苦しむチームからはたくさんの大物選手が解雇されたが、パッカーズはぎりぎりで制限をクリアしていたようで、特に動きはなかった。CBタイロン・ウィリアムズをあきらめたことの他に、(発表はされなかったが)誰かの契約を見直して$2ミリオンほど圧縮したのだろうと見られている。ファーヴ、ウィンタース、シャーパーあたりだ。
もちろん、今のままでは補強するための余裕もないし、ドラフト指名選手たちとの契約さえできない。その空きを作るため、今後もDTハントとの契約延長交渉を続け、高給取りのサラリーカットや契約の見直しをして、サラリー総額を圧縮する必要がある。
フリーエージェントに。解雇の発表がなかったのは次のような理由による。契約最終年となる今年はウィリアムズ側のオプションとなっていたが、それを行使して残留を選んでも、解雇されるだけなので彼にとっては同じこと。しかしオプションを放棄してフリーエージェントとなることを選べば、来年パッカーズが"Compensatory Draft Pick"をもらえる可能性がある。CBウィリアムズを見送っただけでサラリー総額を$7ミリオンほど圧縮することができた。
フリー・エージェントに。パッカーズと再契約する可能性もないではないが、DTハントとの契約延長をパッカーズ側が選んだ以上、ホリデイの望むような金額を払う余裕はなさそうだ。残念だが、これでお別れということになりそう。
トランジション指名したままの金額ではキャップへのヒットが大きすぎるため、26日、27日と精力的に契約延長交渉が続けられてきた。27日夜にはかなりの進展があったようで、ESPNのパスカレリ記者は、「すでに実質的な合意に至った。28日に細部の詰めをすませて正式契約する」と報じている。この記事によると、契約ボーナス$6ミリオンを含む$25ミリオンの6年契約、とのこと。
チーム側からサラリーカットを求められているが、今のところ合意は成立していない。今後も話し合いは続くはず。
パッカーズからフリーエージェントとなったのは、下の表の通り。
2003 Packers Free Agents | ||
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Player | Pos. | ひとこと |
Doug Pederson | QB | この2年間2番手QBを務めた。もうじき35歳 |
Tony Carter | FB | 昨季中に加入した2番手FB。堅実だが、微妙な位置 |
Tyrone Davis | TE | 昨季中に2番手に昇格したが、パッとしない。また最低額で1年契約か |
Earl Dotson | OT | 腰に爆弾抱え、力もやや衰えた。最低額で再契約の可能性高し |
Jeff Blackshear | OG | 昨季途中で契約した33歳のベテラン。再契約はなさそう |
Vonnie Holliday | DE | 再契約の可能性は低い |
Gilbert Brown | DT | 健康面での不安が大きく、他チームからの高額オファーはなさそう。今年もベテラン最低額で再契約か |
Billy Lyon | DT/DE | 便利な控えだったが、本人はもっと大きなチャンスを望んでいる |
Hardy Nickerson | LB | クイックネスの衰えは甚だしく、引退間近 |
Tod McBride | CB | 先発できるチームを求めており、再契約はなさそう |
Tyron Williams | CB | 6年間先発CBを務めた彼ともお別れ |
Bryant Westbrook | CB | 元DETのドラフト1巡5位指名。再契約の方向だが、他チームとの競合になるかも |
Eric Metcalf | KR | 昨季終盤に契約した名リターナー。やはり過去の人か |