グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年3月10日

FBニック・ルーチーと6年契約

パッカーズは、元ベンガルズのブロッキングFBニック・ルーチーと契約した。契約の詳細は明らかになっていないが、6年契約とのこと。パッカーズの期待は大きいようで、将来的にはヘンダーソンの後継者にしたいのだと、クルームRBコーチは明言している。「彼こそ、我々が欲しかった選手だ。ベンガルズ、ブラウンズとの競争だった。獲得できて嬉しい」

もうじき26歳。270ポンド近い大型フルバックだ。昨年から Luchey という姓を名乗っているが、かつてはニック・ウィリアムズというのが登録名だった。マイアミ大から、'99年のドラフト4巡でベンガルズ入りし、4年間で先発は9試合。先発に昇格するチャンスもあったはずだが、'01年の春にヒザの前十字靭帯を断裂してしまい、そこでベンガルズはFBロレンゾ・ニールと契約。過去2年間はロレンゾ・ニールの影に隠れてきた。

ルーチーの270ポンドという体重について、コンディショニング不足を指摘するスカウトもいるが、クルームRBコーチは、「非常に優れたアスリートで、その体をうまく使っている。彼は常にそのぐらいの体重があったし、NFL入りする時でさえすでにそのくらいデカかった。ただ、先日グリーンベイに来てくれた時に、『もっと体を研ぎ澄ます必要がある』ということは話し合ったよ」と語っている。

FBウィリアム・ヘンダーソンが長い間パッカーズの先発FBだったが、昨季終盤には全体的にパフォーマンスが落ちた、と指摘するスカウトもいる。FBを重視するパッカーズは、ヘンダーソンが衰えてから補強を考えるのでは遅い、と考えたようだ。また、昨季入団のダヴェンポートは、これでRBに専念するということが決定的になった。「ダヴェンポートは、予想していたよりも高いランニング・スキルを見せてくれた。FBよりも、RBグリーンの控えとして使いたい。時おり交代させて、グリーンの負担を減らすことも考えている」 とクルームRBコーチ。

もう一つ重要な要素だったのが、スペシャルチームでのプレー。昨年までジャガーズにいたボナメイゴSTコーチは、ラチェイのスペシャルチームでのブロックをよく見ており、彼からの強い推薦もこの契約の背景にはあったらしい。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player