グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年1月29日

元JAXのジョン・ボナメイゴがSTコーチに

先週グリーンベイを訪問し、事実上の「内定」状態だった元ジャガーズのジョン・ボナメイゴが、正式にパッカーズ入りすることが発表された。前任者のフランク・ノヴァックは"Special Teams Coach"という肩書きだったが、ボナメイゴはジャクソンヴィル時代と同じく、"Special Teams Coordinator"という、やや大仰な肩書きになった。ボナメイゴは現在39歳。62歳のノヴァックから大幅に若返ることになる。

「ここに来られたことに興奮している。ありきたりかもしれないが、これは言っておきたい。私は子供の頃からずっとパッカーズファンだったんだ」と喜びを語るボナメイゴ。日曜の夜にグリーンベイ空港に到着し、荷物も解かずに、もう仕事を始めているのだと言う。

ボナメイゴはセントラル・ミシガン大でQB/WRとしてプレーし、卒業してすぐにメイン大でコーチとしてのキャリアを始めた。'99年にジャガーズのスペシャルチーム・アシスタントとなり、Larry Pasquale や、Frank Gansz という優れたベテランSTコーチの下で3年間修業する。Ganszコーチの引退に伴い、'02年にスペシャルチーム・コーディネーターに昇格。わずか1年間だが、各カテゴリーで優秀な実績を残した。

「我々がSTコーチに求める能力の高さを、彼は示した。知識、情熱、教える能力。我々スタッフにとってもチームにとっても、最適な人材だと思う」とシャーマンHC。ボナメイゴは、「ジャクソンヴィルや、カレッジ時代の実績からすると、私はアグレッシブなタイプということになるだろう。パンターにプレッシャーをかける重要性を信じているし、キックブロックを積極的に狙いに行くことの重要性も信じている」と語る。

優秀なSTコーチの下で学んだことは、「スキームなどさほど重要ではない」ということ。オフェンスの選手にタックルを教え、ディフェンスの選手にブロックを教える。忘れられがちな、基本的な部分こそが大事なのだと。「勝負を分けるのはそこだ。このリーグでやっているコーチはみな優れたスキームを持っている。優秀な選手も持っている。ファンダメンタルをしっかりやったチームこそが上を行くんだ」とボナメイゴ。彼と契約するに当たり、教える能力の高さも決め手になったとシャーマンHCは認めている。

カテゴリ : Coach/Front Office