グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年1月26日

CBタイロン・ウィリアムズ「安売りはしない」

6シーズンにわたって、先発CBの座を守ってきたCBタイロン・ウィリアムズ。しかしこの春には$3ミリオンのロースターボーナスを受け取る契約になっており、キャップ額はなんと$8.2ミリオンに跳ね上がってしまう。それだけの額を払う余裕はパッカーズにはなく、残留のためには契約の見直しが不可欠。これまでにも、チーム側と代理人が予備的な話し合いは行ってきたが、進展はあまりなかったようだ。

「高給のウィリアムズはカットして、若いCBバウ・ジューを後継に育てる」というのが昨季開幕時点での(キャップ的には)理想のシナリオだった。しかしジューが鼠蹊部の手術のためにシーズンを棒に振ってしまい、期待されたような成長を見せることはできなかった。また、今季のウィリアムズ自身のパフォーマンスも、「彼なりに、キャリア最高に近い出来だった」という評価が多く、そうなるとチーム側も簡単に彼を手放すわけにはいかなくなった。問題はその条件だ。

「ここグリーンベイでは、コーナーバックは十分な尊敬を得ているとは言えないね。NFLでは、CBはキーになるポジションだ。でもここでは、他チームと比べると、重要性が理解されてない」と、意外な角度から砲撃を始めたウィリアムズ。「僕は、ダグ・エヴァンズやクレイグ・ニューサムなど優れたCBたちとプレーしてきたけど、グリーンベイはオフェンスのチームだと思われているから、プロボウルに選ばれなかった」

「もし交渉がうまくまとまれば、それで問題はない。でも、ただグリーンベイに残るためだけに、自分を安く売るつもりはないんだ。サラリーキャップの状況はわかっている。あまり余裕はないよね。それに、僕より優先して契約すべき選手がいるのかもしれない。今のところ、チームの考えはわからないけど」と語るウィリアムズ。これまでの交渉で、あまり進展がなかったことは、悪い前兆ととらえているようだ。「たくさんの、本当に数え切れないほどの思い出がある。ここで子供たちが育ったことも決して忘れない。ここに来た時に小学生だった息子が、今は高校生だ。僕らみんなが、ここで素晴らしい時を過ごした。グリーンベイは決して忘れないよ」

カテゴリ : Contract/Personnel