グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2003年1月 8日

選手たちの去就は

月曜日、選手たちはロッカールームを片付けて帰っていった。まだ契約の残っている中心選手以外は、来季またこのロッカールームに帰ってこられるかは誰にもわからない。下記はベテランたちの去就について。

CウィンタースもRTドットソンも現役続行

ファーヴの親友でもあるCフランク・ウィンタースは、もうじき39歳になる。今シーズン、ケガ人続出のオフェンスラインを支えた大ベテランは、来年もやる気十分だ。「おそらく僕は帰ってくる。まだ十分戦えると思っているんだ。身体的にも今年は十分やれた。仲間と一緒にいるのが楽しいんだ。もしそうでなくなったら、その時決断を下すだろう」とウィンタース。水曜にはヒザの関節鏡手術を受けることになっている。

同じく、開幕時には控えだったが先発RTとしてシーズンの大部分をプレーしたアール・ドットソン。シーズン終盤に腰を悪くしてケヴィン・バリーのリリーフを仰いだが、今のところフィジカル的には問題なく、今後も現役を続け、パッカーズでプレーを続けるつもりのようだ。「もし自分で決められるなら、またここに戻ってきたい。でもこれはビジネスだ。どうなるかは見てみないとわからない」とドットソン。1年契約だったため、3月にはFAになる。

CBウィリアムズの去就は?

先発CBのタイロン・ウィリアムズは、この春に$4ミリオンものロースターボーナスを受け取る契約になっているため、その契約を見直すための交渉がシーズン中からすでに始まっている。もし交渉がまとまらなければ解雇は確実。どちらにせよ、来季$8.2ミリオンにもなるキャップ額をなんとかしなければ残留できないことは、本人も認めている。ウィリアムズは長期契約を望んでいると言われているが、今年30歳になることを考えると、交渉がまとまるかは微妙。

もし彼がチームを離れた場合、後釜の候補はバウ・ジュー。しかし今季を鼠蹊部の手術のために棒に振った彼を、いきなり先発CBとして起用するのはリスクが大きい。シーズン半ばでチームに加わったブライアント・ウェストブルックも(体調が万全であれば)候補だが、1年契約だった彼を先発CBとして迎えるとなると、前回のような安いサラリーでは無理だろう。ニッケルバックとして働いてきたトッド・マクブライドは今年初めてFAとなる。

長期契約を結んでいるマイク・マッケンジーと、来季3年目のバウ・ジューの2人はチームに残ることがはっきりしているが、それ以外のウィリアムズ、ウェストブルック、マクブライドの3人をどうするかが、DB陣の最大の課題だ。 なお、セーフティ陣はシャーパーが長期契約(6年契約の3年目)、アンダーソンもまだ来季が2年目、エドワーズは契約があと1年残っているので、今オフの心配は少ない。

LBハーディ・ニッカーソン

名LBハーディ・ニッカーソンは期待されてパッカーズ入りしたものの、開幕当初からスピードの衰えを指摘する声が多く、先発LBとして再契約してもらえる可能性はほとんどない。37歳のニッカーソンは、引退する可能性も示唆したものの、オフシーズンの後半まで決断はしないつもりのようだ。「もう16年もの間、立派な仕事をしてきた。家に帰って、リラックスし、楽しく過ごそうと思っている。慌てたり、必死になることはない。今はオフを楽しみたい」

QBダグ・ピダーソン

もうじき35歳になるQBダグ・ピダーソンも、1年契約のため、来季の保証は何もなく、引退に追い込まれる可能性もある。彼は来季もパッカーズで控えQBを務めることを望んでいるが、どうなるかは微妙。なぜならパッカーズはファーヴ後のQB育成が大きなテーマであり、昨年ドラフト5巡指名のクレイグ・ノールに加えて、もし今年のドラフトでもQBを指名することになれば、ピダーソンの居場所はなくなってしまう。

「ぜひここで続けたいと思っている。でもどうなるかはわからない。(若手育成のために居場所がなくなる)可能性は常にあるよ。でも若いQB2人でシーズンを迎えたりするだろうか? チームはブレットの後継者を探し始めなきゃいけない。それなしで1年も2年も過ごすわけにはいかない。それがたぶん今年のオフの最大の課題だろうね」

カテゴリ : Contract/Personnel, Player