グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年12月27日

名リターナーのエリック・メトカーフと契約

パッカーズは、リターナーのJ.J.モーゼスを解雇し、34歳の名リターナー、エリック・メトカーフと契約した。メトカーフは1989年にドラフト1巡13位でブラウンズ入りして以来、リーグを代表するリターナーとして活躍し、プロボウル出場3回。WRとして、また時にはRBとしてもプレーしてきた。ファルコンズに移った'95年には104回1189ydsのパスレセプションも記録している。'00年にはフットボールから離れていたが、昨季半ばにレッドスキンズと契約し、10試合に出場。パントリターン33回で平均12.5yds、1TDの好成績を残している。

昨季終了後、メトカーフはどのチームとも契約せず、引退状態になっていた。リターナー問題に悩んでいたパッカーズはオフに彼と契約することも検討したが、DBと兼任できるダリエン・ゴードンとの契約を、その時は選んだ。メトカーフは今回の契約を、「予期してなかったどころじゃない。連絡があるなんて想像してもいなかった。34歳のパントリターナーにお呼びがかかるなんてそうあるもんじゃない。幸いにも彼らはそうしてくれた」と喜んでいる。クリスマスにメトカーフを呼んでワークアウトを行ったパッカーズ首脳は、RBとしてのテストも行ったようだ。このところRBが2人しかロースターにいなかったパッカーズは、メトカーフをリターナー兼RBとしてロースター登録した。

現在、パッカーズはパントリターンでNFL最下位、キックオフリターンでNFL24位。藁にもすがりたい気持ちだったとはいえ、メトカーフのスピードは錆び付いてはいないのか。「そういう感じはないね。一番きついのは、最初のヒットを受ける時だと思うんだ。でもパスをキャッチしたり、パントをキャッチしたりするのは、自転車に乗るようなものだ。心配要らない、できることは自分でわかってる」とメトカーフ。ただし、錆び付いている以上のリスクもある。彼は通算52回のファンブル歴があり、昨年も4回のファンブルがあった。しかしリスクと言えば、モーゼスを投入したこともリスクを承知の上でしたことだ。「練習では試合と同じように、少しタックルを受けさせてみることにする。メトカーフの経歴は素晴らしい。誰とても完璧ではないが、練習をさせてどうなるか見てみるよ」とシャーマンHC。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player