グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年12月18日

ルーキー豊作

ドラフト1巡のWRジャヴォン・ウォーカーは開幕から3番手WRとしてプレーし、1試合に先発。これはまあ当たり前と言えば当たり前。ドラフト3巡のSマーカス・アンダーソンは第6週から先発に定着してビッグプレーを連発し、4巡のRBナジェ・ダヴェンポートは、第3週にRBグリーン欠場の穴を埋める活躍を見せた。5巡のDEアーロン・キャンプマンはホリデイ欠場のあいだ6試合に先発して大きな綻びを見せなかった。出場ゼロなのは、もうひとりの5巡指名、QBクレイグ・ノールだけ。昨年のドラフト組がいまだに誰も先発に定着できないことを考えれば、今年のドラフトは大成功だったと言える。

さらに驚くべきは、ドラフト外ルーキーたちの貢献だ。RBトニー・フィッシャーは1試合先発を含む13試合に出場し、平均4.1ヤード、2TD。LBウィルキンズも5試合に出場。最も出世の遅れたOTケヴィン・バリーさえ、今回の49ers戦で急きょ先発し、チームのピンチを救った。今はプラクティス・スクワッドにいるCBスウィニーも、一度はロースター入りしてケガ人続出のDB陣を助けた。昨年のロースターにはドラフト外ルーキーは一人もおらず、一昨年もRBグッドマンただ一人。

これほど多数のケガ人を出しながら11勝もできているのは、彼らルーキーたちが期待以上の働きで穴を埋めてくれたおかげだ。下位指名やドラフト外でこれほど使える選手たちを見つけてきた人事部門の功績も大きいが、コーチたちもよく彼らルーキーを仕込んだ。チームに加わった直後から、彼らを子ども扱いせず、ルーキーいじめも許さず、プロフェッショナルとして扱ってきた。もちろんルーキーだから、コーチたちがつきっきりで教えるのは当然だが、要求する水準は高く、「まだルーキーだから」という言い訳は許さなかった。そのおかげで、急きょ実戦投入することになっても、ちゃんと準備が出来ていたのだ。

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