グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年12月 7日

寒さとの戦い

今度のヴァイキングス戦はナイトゲームで、試合開始時の予想気温はなんと-12℃。QBファーヴが華氏34度(1℃)以下の試合で33戦全勝なのは有名で、そのため今回もパッカーズがかなり有利との予想が多い。パッカーズが冬の試合に強いのは、選手たちがグリーンベイの寒さに慣れているからだ、という人もいるが、WRドライバーは決してそうではないと言う。「いや、慣れることなんてない。僕らがここで暮らしていて、寒さに慣れているからだ、と考える人は多い。僕は南部出身だ。慣れることなんて決してないと思うよ」

それぞれの選手が工夫をしている。Kロングウェルはシャツを3枚重ね着をして、そのうち1枚はタートルネック。WRグレンやWRウォーカーはタイツをはく。LBウェインは全身にワセリンを塗りこむ。Sシャーパーは(ヒーター入りの)ベンチの中央に座る。QBファーブは常に右手をハンドウォーマーに入れている。パッカーズ選手だけの特別な対処法があるわけではなく、それぞれ出来る限りの工夫をして寒さに対抗するしかない。「多分に精神的なものだよ。ここでプレーしたことのない選手は、最初から寒さに呑まれてしまうんだ」とWRウォーカー。

寒さに対抗することをあきらめて、受け入れている選手もいる。「ヒーターのそばを離れると、もうすぐに寒さに包まれる。たくさん着込めばいいって言うかもしれないけど、そんなことしてたら、速く走れないじゃないか」とWRドライバー。「手の指先の感覚がなくなり、つま先の感覚もなくなる。それでもフィールドに出て行ってプレーするだけ。最悪なのは、CMタイムアウトだね。フィールドの真ん中に残って、ヒーターの所に走るわけにもいかない」とSシャーパー。また、オフェンシブラインマンたちは、相手に掴まれないよう、基本的にノースリーブ。

ホルムグレン時代から、今の時期になるともう屋外での練習はしない。土曜日の軽い(フォーメーションチェックだけ)練習だけは、芝の感触や滑り具合を確認するためランボーフィールドで行うが、それ以外は全て室内練習場だ。「わざわざ外で練習する意味なんてないよ。実際得るものがないんだ。3枚も重ね着しなきゃいけないし、そうしたら動けやしない」とSシャーパー。

カテゴリ : Lambeau Field, Player