グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年11月28日

RTタウシャーが契約延長に合意

開幕第2週でヒザの腱を断裂してしまい、インジャリー・リザーブに入っているRTマーク・タウシャーが、6年の契約延長に大筋で合意した、と代理人が語った。まだNFL3年目でありながら、パッカーズOLでは最高のラインマン、という評価をすでに確立し、知名度は低いながらもリーグ有数の右タックル、という地位を確立しつつあった矢先の大ケガ。これによって、すでに始まっていた契約延長交渉が大きな影響を受けたことは想像に難くない。

詳細はまだ明らかになっていないが、総額は$17ミリオンと言われ、この数字はケガをする前に予想されていた金額と大きくは変わらない。しかし一番大事な契約ボーナスはわずか$1.5ミリオンしかなく、パッカーズ側はこの契約ボーナスを抑えることによって、ケガが長引いて苦しんだ場合のリスクを減らした、と言えるだろう。つまり、解雇してもキャップへの打撃が少なくて済む。

ともあれ、大ケガからリハビリ中の選手が長期契約を手にするのはかなり異例のこと。チーム側がいかに彼を信頼しているかがよくわかる。「彼は、年をとった、くたびれたベテランではない。まだ25歳で、キャリアを始めたばかりだ。将来は明るい。彼は必ず帰ってきて、チームの大きな一部になってくれるだろう」とシャーマンHC。そのほかにも、彼の熱心なリハビリへの態度が文句なしであること、一般にスキルポジションの選手と比べ、OL選手のヒザの大ケガはあまり後々まで影響が残らないこと、などをチーム側は考えたようだ。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player