グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年11月16日

先発DEカビーア・バジャ=ビアミラ

生粋のパスラッシャーとして、シーズン開幕当初はパスシチュエーションのみでのプレーに限られていたDEカビーア・バジャ=ビアミラ。しかしDEジョー・ジョンソンがシーズン絶望となり、DEホリデイまで長期戦線離脱を強いられてしまったため、バジャ=ビアミラはこの4試合、先発出場している。軽量でラン守備が苦手、それに巨漢ラインマン相手にフル出場では、試合終盤にはバテてしまうのではないかと不安視する向きも多かった。しかし今のところ、その心配は杞憂に終わっている。

「数字なんて関係ないんだ。僕の体重や身長がいくつかなんて。そんなもの信用するべきじゃないと示すために僕はいるんだ」とバジャ=ビアミラ。ベンチから出場した4試合ではわずか5タックル、3サック。先発したこの4試合では19タックル、5サック。チームのラン守備は平均134.5ydsとやや悪化しているが、ラッシングTDはこの4試合で1回しか許していない。バジャ=ビアミラはラン守備でも進歩を見せ、全ての面で向上している。「彼は技巧的な選手としてどんどん良くなっている。フットボールへの理解も進んでいる。体重の軽い彼のような選手は、いろいろな武器を身に着けなければならないんだ」とドナテルDC。

プレーオフまで含めれば、シーズンはまだ先が長い。今のように先発出場していて、最後には消耗しきってしまわないのか。ドナテルDCは、「彼が3rdダウンに最高の状態で出られるようにしておきたい。彼が最も真価を発揮する時だからね。我々はDL全体をローテーションさせて、彼のプレー数が最適になるようにしている。必要なら彼は50スナップでもプレーできるだろう。しかし全員が元気なら、彼の負担は減らしたいね」と語る。バジャ=ビアミラ本人は全く心配していないが。

今週のヴァイキングス戦では、ゴールデンルーキーのLTブライアント・マッキニーとの初めての対戦となる。ホールドアウト明けでまだ1試合にしか出場していないとはいえ、巨大(身長203cm)なマッキニーとの体重差は100ポンド(45kg)近い。「彼のサイズは全く心配していないよ。彼は僕のプレーを想定して練習するだろうし、僕は彼のプレーを想定して準備する。チームの勝利に貢献するために、いいプレーを心がけるだけだ。彼のデカさを見てビビったりはしないよ。(旧約聖書の)ダヴィデがゴリアテと戦った時も、相手の大きさのことなど考えたりはしなかった」

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