グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年10月31日

おなじみWRクリス・カーターが帰ってくる

いったんは現役を退いた、元MINのWRクリス・カーターがドルフィンズの一員としてランボーフィールドに帰ってくる。来月には37歳になる彼は、つい最近までテレビ局HBOのコメンテーターを務めていた。もともと彼は、引退するよりも、優勝の狙える強豪チームで、尊敬されながらプレーを続けることを望んでいたのだ。そう、ジェリー・ライスのように。

しかし昨季の、リーダーシップとは程遠いようなサイドラインでのいざこざで、人格面での評価を落としてしまったカーターに、彼の望むようなオファーはなく、しかたなく引退の道を選んだ。今回のドルフィンズからの誘いは、半年遅れて彼の願いがかなったとも言えるだろう。しかしドルフィンズの選手たちが彼をどのように迎えるかは別の話。ケガでシーズン終了となってしまったWRギャズデンへの、フロントの冷淡な扱いに、選手たちは腹を立てていると伝えられている。

それはともかく、パッカーズ同様バイウィークのおかげで、カーターも10日以上の準備を重ねることができる。このようなことは'95年のパッカーズにもあった。いったん引退したTEキース・ジャクソンが6週間たってから復帰したのだ。「彼ら2人は同じようなタイプの選手だ。WRカーターが2週間でオフェンスをマスターできるか? もちろんだ。キース・ジャクソンもできたんだ。カーターも同じことができると思う」と語るのはパッカーズのプロ人事担当部長、レジー・マッケンジー。

'90年から'01年までの12年間、毎年2回ずつパッカーズと対戦してきたWRカーターは、最もパッカーズに詳しい選手であるといってもいい。もちろん、逆もまた然りだ。「我々は彼が何をできるかを知っている。そして今度は、彼がドルフィンズのスキーム内で何をするかを予測しなければいけない。最大限の準備をするつもりだ」とドナテルDC。

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