グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年10月15日

WRテリー・グレンのハッピー・リターン

予想された通り、WRテリー・グレンがボールに触るたびに大きなブーイングが起こった。精神面に脆さを抱えるグレンのこと、厳しい状況でいかに平静を保ってプレーするか、シャーマンHCやQBファーヴから、いろいろとアドバイスがあったようだ。その甲斐あってか、フィールドに乗り込むところからバスで去るところまで、なんとか落ち着いてプレッシャーに耐えることができた。第4Qに入る頃には、ファン達はグレンにブーイングするよりも、不甲斐ないペイトリオッツに対してブーイングするのに忙しくなった。

主にテレル・バックリー(元GBのドラフト1巡だ)にマークされ、ダブルカバーされることも多かったグレンは、結局パスキャッチ3回19ヤード。スウィート・リベンジとまでは行かなかった。しかし勝利の味は格別のようだ。「第3Qに23ヤードのTDパスをキャッチできていれば言うことはなかったけどね。今はただ勝てたことが嬉しいよ」 「僕がダブルチームされるほど、他の誰かがフリーになる。そうすれば毎週、ファーヴがフリーのやつに投げるだけだからね」とグレン。「僕の人生全てが以前とは変わった。ペイトリオッツ時代とは全く別の人間なんだ。ここへ戻って来た時は心配もあったけど、今日はチームメイトが僕を後押ししてくれた」

「そしてペイトリオッツに関して言えば、彼ら友人たちは僕にケガをさせようとか、特にハードヒットで痛めつけようとかしなかった。他の良いレシーバーと同様に扱ってくれた」と感謝する。「仲のよかったCBタイ・ロー、SSミロイ、CBバックリー、WRトロイ・ブラウンたちに会えてすごく良かった。彼らは僕に優しい言葉をかけてくれたし、話ができて本当によかった」

ペイトリオッツ時代にはロッカーの方を向いたまま、二言三言話して終わるだけだったらしいグレンだが、この日はパッカーズファン向けのラジオインタビューに応えたあと、QBファーヴらとともに記者会見にも参加。全てが終わり、バスに乗りこんだグレンにまで罵声を浴びせる地元ファンに対して、グレンは大きな笑顔で応え、フォックスボロを後にした。

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