グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年10月 4日

WRテリー・グレンがNYで診断を受ける

WRテリー・グレンの頭痛に関する確かな答えを探していたパッカーズは、ニューヨーク大学の著名な神経学者、Ira Cassonの元へグレンを送り、火曜日に診察を受けさせた。その結果、今週初めのパッカーズ側の推測どおり、グレンの症状は、"post-traumatic migraines"(頭部外傷後の偏頭痛)であることがはっきりした。

この診断によると、幸い、これまで幾人ものNFL選手を引退に追い込んできたような、「あと何回脳震盪を起こしたら選手生命の危機」というような状態ではない。さらに嬉しいことに、投薬治療によって頭痛は改善していくこと、そして頭痛が耐えられさえすれば、プレーしても差し支えない、という許可が得られたようだ。「ニューヨークに行ったおかげで、私もグレンも本当にホッとした」とシャーマンHC。

今回新しく処方された薬によって、すでに頭痛は軽くなってきたため、グレンは水曜日の練習にも復帰した。「練習中にも時々めまいがしたけれど、かなり薬が効いてきている。ありがたいよ」とグレン。ベアーズ戦の出場については、シャーマンHCはまだ慎重だが、グレンの気分さえ問題なければ、出場させるつもりのようだ。パンサーズ戦には、ずっとひどい頭痛を抱えながら前半をプレーしたことを考えれば、おそらく本人は出場するつもりだろう。

無理をしてパンサーズ戦をプレーしたことは、グレンにとって、やはりこれまでのケガに弱いという悪評を振り払いたい、という気持ちが強かったようだ。「アトランタ戦で脳震盪を起こして以来、何度もヒットされてノックアウトされそうになったけど、なんとか立ち上がってサイドラインに行き、そうすべきじゃなかったかもしれないが、『大丈夫、大丈夫』とか言ってた。今思えば無理していたんだ。問題ないようなふりをして」とグレン。

今回、ニューヨークまでグレンに付き添ったのは、元エースRBのエドガー・ベネット。今はパッカーズの"Director of Player Development"という肩書き(実際はRBコーチ補佐でもある)で、選手生活のあらゆる面をサポートする係(2月25日の記事参照)。このベネットもまた、現役時代には時おり偏頭痛に悩まされ、サイドラインに下がることもあったという。また現役のRTアール・ドットソンも偏頭痛持ちで、そのために練習を休むことがある。

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