グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年10月 2日

WRテリー・グレンの頭痛問題

WRテリー・グレンの偏頭痛問題が、どうも芳しくない。原因がはっきりしないために、流感のせいとか脳震盪の影響とか、チーム側の説明もこれまで二転三転。先週末のチーム側のCTスキャン検査でも、「第1週のアトランタ戦で起こした脳震盪の後遺症は残っていない」という結論が出て、本人もプレーしようとフィールドに立ち、前半に唯一のパスキャッチ(サイドライン際の見事なジャンピングキャッチ)を見せた。しかしハーフタイムにはついに耐え切れなくなり、後半は欠場。

現在のチーム側の考えはこうだ。(1) やはり第1週の脳震盪からすべては始まっている。(2) 検査した限りでは、脳震盪の後遺症ではないはず。それ以前に脳震盪を起こしたこともない。(3) しかし脳震盪でなくても、"Head Trauma"(頭部外傷)に起因する頭痛はある。グレンの場合はそれではないか。頭部をヒットされたのは第1週以後にも何度かあった。(4)こうなったら、チーム外部の専門家に診てもらうしかない。(5) 「体の最も大事な部分だけに、最大限の注意が必要だ。これまでも、そして今後も、我々はグレンについている」とシャーマンHC。 現在、チームは適当な専門家を探しているところで、今週中にはそちらの診断を仰ぐことになる。

彼自身が頭痛をチームに報告したのは先週なかばだが、実際は第3週のライオンズ戦の前から頭痛、吐き気、めまいのような症状に悩まされていたようだ。 彼の親しい友人によると、「ライオンズ戦の試合前に会ったとき、彼は気分が悪く、まるで別人のようだった」とのこと。先週末に、グレンの病状に懐疑的な記事を掲載したJS Onlineだが、(チームから厳重な抗議を受けたのかもしれない)今週になって、非常に丁寧で、チーム側の説明に忠実な記事を掲載している。

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