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Packers 17 - 14 Panthers
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2002年9月30日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Panthers (3-1) |
7 |
0 |
0 |
7 |
14 |
Packers (3-1) |
3 |
7 |
0 |
7 |
17 |
多くの主力選手が欠場し、効果的なパンサーズディフェンスに苦しめられたパッカーズ。いい位置で攻撃権を得るにも関わらず、ドライブが続いて行かない。勝因はなんと言ってもディフェンス。RBラマー・スミスを22回66ydsに抑え、QBロドニー・ピートのパスも10/24・202yds。苦しいところでサックを決め、ファンブルリカバーで3回ボールを奪い返したのが大きかった。最後のドライブでは脆さを見せてGB陣5ヤードまで攻め込まれるが、なんとか3rdダウンをしのいだ。延長を覚悟した終了27秒前の24ydsFGを外してくれたおかげで、かろうじて逃げ切った。不安視されたスペシャルチームも今日は健闘し、カバレッジチームが大きなリターンを一度も許さなかった。
<第1Q> 最初のドライブでパッカーズがすんなりと3点を先制するが、その後はなかなか1stダウンが奪えず。ディフェンスは、RBラマー・スミスのランをよく止めていたが、WRスティーブ・スミスへのパスで大きくランアフターキャッチを許し、GB陣4ヤードへ。ラン2回でタッチダウン。
<第2Q> パントの蹴り合いが続いた前半残り4分弱。パッカーズはWRドライバーへの15ydsパスなどでCAR陣31へ。QBファーヴからの横パスを受けたTEフランクスから、WRドライバーへの31ydsのTDパスが見事に成功。いったんはQBファーヴのパスがフォワードパスと判定されるが、レビューで覆ってタッチダウンが認められる。前半終了間際、反則などでGB陣20まで攻め込まれるが、ファンブルリカバーを決め、3点リードのままハーフタイムへ。
<第3Q> 両者とも完全にディフェンス優位でドライブが続かず、パントの蹴りあいに。QBファーヴがインターセプトされてGB陣深くまで攻め込まれるが、GB陣15での3rdダウン10、サックを決めてファンブルリカバーでボールを奪い返し、事なきを得る。RGリヴェラが途中退場し、フラナガンがRGへ。ウィンタースが再びセンターへ。WRグレンは後半はプレーしていない模様。
<第4Q> FBフーバーのランとパスキャッチでGB陣2まで攻め込んだパンサーズは、RBラマー・スミスのランであっさり逆転。その後もパッカーズはオフェンスが続かず、3&アウトを繰り返す。ディフェンスはなんとかその間持ちこたえている。残り6分29秒、GB陣35からの攻撃。いきなりサックを喰らうが、3rdダウンでパスインターフェアの反則をもらい、CAR陣29へ。RBダヴェンポートの7ydsランの直後、WRドライバーへの22ydsのTDパスが決まって再び逆転。3点のリード。残り4分10秒。パンサーズの最後の攻撃は、3rdダウンロングになるたびにパッカーズが反則を犯し、GB陣11へ。しかしそこを凌いで残り27秒、24ydsの同点FGへ。しかし契約したばかりのCARのキッカー、グラハムが右へ外す。最後はQBファーヴがニーダウンして試合終了。
- 先発WRはドライバーとファーガソン。WRテリー・グレンはアクティブ登録され、3番手WRとして出場。契約したばかりのWRクリス・ジャクソンを含む5人体制。体調不良のWRグレンは前半に17ydsパスキャッチを決めるが、後半は出場せずロッカールームへ。
- やはりFBヘンダーソンは欠場し、契約したばかりのFBトニー・カーターが先発。FBヘンダーソンは、ルーキーだった'95年シーズン第2週から続いていた、114試合連続出場が途切れた。
- WRグレンがほとんど使えない中、WRドライバーがエースの活躍。5回97ydsで2TDを決めた。第4Qの逆転TDは得意のジャンピングキャッチ。初先発のファーガソンも、落球はあったようだが、5回58ydsとまずまず。
- RBアーマン・グリーンは17回73ydsと、見た目はまずまずだが、そのほとんどは前半に稼いだもの。後半は完全に止められて、ランオフェンスの不振が苦戦の原因となった。後半は8ydsランが1回あっただけで、それ以外は全て3yds以下。ファンブルなし。ダヴェンポートは3回12yds。
- ランが出ないために常に3rdダウンロングを強いられ、3rdダウン成功率もわずか2/11。トータルヤーデージもわずか298yds。QBファーヴはパス18/32・200yds・1TD・1INT。パンサーズの強力なパスラッシュに苦しみ、今季最多の4サックを浴びた。パンサーズの弱点と言われたDB陣を攻めるだけの時間的余裕がなかった。
- 逆にディフェンス陣は相手の3rdダウンを4/14(28%)に抑えた。
- 劣勢が予想されたスペシャルチームは、相手パントリターンを5回平均6.2yds、キックオフリターンを3回平均17ydsに抑える大健闘。パントリターナーのゴードンは今季最長の27ydsリターンを見せたが、それ以外の5回は平均3yds以下。キックオフリターンはゴードンが2回平均18ydsとパッとせず。ダヴェンポートが1回27yds。
- 第2Q、QBファーヴから横パスを受けたTEフランクスは、WRドライバーに見事な31ydsのTDパス(写真)を決めた。JS Onlineの Cliff Christl 記者によると、「あのプレーは以前からずいぶん練習していた。そのようなトリックプレー練習を記事にするのは倫理にもとる」とのこと。このTDパスが明らかな誤審によって反則にされた時には、シャーマンHCは珍しく怒り狂って(写真1・写真2)アンスポーツマンライクコンダクト。しかし結果的に判定が覆ってタッチダウンは認められた。良かった良かった。
- 珍しいシャーマンHCの激怒が、良い方に働いた。QBファーヴも、「今思うと、あれがチームにとっていい効果をもたらしたと思うよ。みんなが彼のあとに続いたからね。普段がそうじゃないってわけじゃないけど。選手たちの目を覚まさせる効果があった」と語っている。
- TEフランクスのパスキャッチは4回33yds。第3Qの終わり際にヒザを痛めて退場。状態は不明。
- これまで不振と言われたDL陣が頑張り、特にDTハントは2サックに加え、ロスタックルも何度かあった。DTウォーレンとDEジョー・ジョンソンもサックを決め、勝負どころでのファンブルフォースが大きかった。
- 今日もパッカーズは攻守とも反則が多く、10回83yds。
- TEタイロン・デイヴィス、LBマーカス・ウィルキンズの2人は初出場。
- 最初のディフェンスでLBニッカーソンとCBタイロン・ウィリアムズがケガをして心配されたが、2人とも復帰。
- アクティブ登録から外れたのは、FBヘンダーソン、TEマーティン、WRジャヴォン・ウォーカー、DTロッド・ウォーカー、DEホリデイ、DEバジャ=ビアミラ、Sエドワーズ、QBノール(第3QB)。