グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年9月17日

WRテリー・グレンの活躍

WRテリー・グレンは、軽い脳震盪を起こして2回60ydsに終わったファルコンズ戦と違い、今回はエースWRにふさわしくパスキャッチ9回81yds。前半終了間際には、移籍後初となるTDパスを見事なジャンピングキャッチで決めた。しかしチーム全体がリズムに乗り始めた矢先の後半開始直後、痛恨のファンブル。この試合のパッカーズを象徴するような出来事だった。

「全てがあまりに速いスピードで起きた」とグレン。「キャッチした直後、僕はもっとしっかりとボールをホールドしなきゃいけなかった。ファーヴがあのパスをインサイドに投げ込むってことは、外側に相手ディフェンスがいる、と僕に教えてくれたようなものなのに。キャッチした時に、まだ僕はそこに相手がいることに気が付かず、その瞬間に"ブン!"・・・ボールをもろにヒットされた」と残念がる。

とはいっても、前半のTDパスキャッチは素晴らしいものだった。FSシャーパーのINTリターンによって得た敵陣14ヤードでの1stダウン10。最初に左サイドを見たQBファーヴは、そちらをあきらめて右へシフトした。名セーフティのサミー・ナイトとCBホーソーンがグレンをカバーしていたが、ファーヴはわざと高いパスを投げた。「ジャンプしてるなんて意識さえなかった。相手が来ていることがわかったから、速くボールがこっちに届いてほしかった。あれはファーヴがよく投げるパスで、僕は彼があれを投げるのを以前からずっと見てきた。彼とアイコンタクトをした時、あのパスを投げるのがわかった」とグレン。背中から着地したが、しっかりボールは確保した。

そのTDパスキャッチはこの日2回目のキャッチであり、その次が後半最初のファンブル。以前のテリー・グレンだったら、そのようなミスがあると自分で勝手に落ち込んで、そのあと精彩を欠くのがよくあるパターン。しかし第4Qには再びQBファーヴとのホットラインがつながり、短めのパスを7回成功させている。ウェストコーストオフェンスでのエースWRは、このようなフィールド中央へのアクロスパターンを恐れずに走らなければならない。その意味で、プレシーズンゲームの多くを欠場したグレンにとって重要なテストをクリアしたと言えるかもしれない。「それよりも試合に勝った方がずっと良かった」とグレン。

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