グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年7月23日

ファーヴが禁酒を語る

QBブレット・ファーヴが'99年の3月に禁酒してから3年余り、彼は一滴の酒も口にしていないと言う。その決断に至ったのは妻のディアナさんの「酒を取るか、家族を取るか」という最後通牒のおかげだ。今は酒のにおいだけで吐き気がするぐらいだ、とファーヴは言う。自宅にはアルコール類は全くないし、飲みたいとも思わない。

禁酒するまでの彼は、中毒ではなかったものの、飲む時はかなりの量を飲んだ。試合前夜に飲んだのはただ一度、大学一年で3番手QBだった時だけのこと。しかし前々日に飲むことは多かった。若い頃は週に2度は飲みに出かけていたし、実際もっと多かっただろう。「そのころの酒がプレーに影響していたとは思わない。ただいずれは衰えが出ただろう。僕は年をとったけど、以前のような事を続けていたら、これほど長く成功できたかはわからない」

彼が最も活躍したのは酒を飲んでいた頃だと指摘する人もいるが、ファーヴはそんなのは馬鹿げている、と反論する。「最近は誰も言わなくなったけど、禁酒一年目の頃は、スタジアムに入る時や出る時、『おーい、また酒を飲む必要があるぞ』って言うファンがいたんだ。でもそのころ成績が良くなかったのは他に問題があったんだ。親指やヒジを痛めたり、その他にもね。だから『君は酒を飲んでた頃が一番いいプレーができてた』なんてのは全く馬鹿げた考えだよ」

ミシシッピの家を計画しているころ、ファーヴの関心は素晴らしいバーを設計することだった。しかし家ができるころ、ファーヴは酒を止めていて、もちろん今の家にはバーなどない。パーティライフを満喫するイカレた若手QBは、成熟した家庭人になった。スクランブル能力に多少の翳りが見える他は、彼のプレーに衰えなど見られない。

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