グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年7月16日

ロースター展望 WR編

今オフの補強

チーム側はシュレーダーとは最初から再契約するつもりはなかったようだ。ブラッドフォードとは再契約する意図はあったのだが、テキサンズと競り合って敗れた形。そしてフリーマンはサラリーカットを拒否して解雇。これで昨年の上位3人のWRが全てチームを去った。

問題児テリー・グレンをトレードで獲得し、エースWRに。条件は今年のドラフト4巡プラス「今年の成績次第で、来季の4巡か3巡か2巡か、全くなしか」であり、つまりかなりお買い得だった。昨季全く出番のなかった2年目のファーガソンが2番手候補の筆頭に。ドラフト1巡でジャヴォン・ウォーカーを指名し、3番手候補。制限付きFAだったドナルド・ドライバーはチーフスの誘いを断り再契約。2番手・3番手を争う。リターナー不足のため、今後リターナー兼WRと契約する可能性は残っている。ロースター枠はおそらく6人。または5人。

テリー・グレン

「ここで上手くいかないようなら、どのチームへいっても上手くいかないだろう」という評価が多いが、ここまでは完璧な優等生。娯楽の少ないグリーンベイの街も合っているようで、あとはこのまま機嫌よく続けてほしいと願うばかり。ミニキャンプでのプレーはさすがに素晴らしく、別格という声多し。あとはファーヴとのコンビネーションを高めること。

ロバート・ファーガソン

ドラフト2巡ルーキーだった昨年は、腰を痛めて出遅れた上に、プレーブックの勉強もイマイチで、QBファーヴやコーチたちの信頼を得られなかった。今年は1月から必死でやっていて、評判は上々。身長はそれほどでもないが、上体が発達していて非常にパワフル。ランアフターキャッチに強いタイプ。彼が立派なスターターになれるかどうか、キャンプでの最大の注目の的。

ジャヴォン・ウォーカー

ドラフト1巡20位。2巡指名権を犠牲にしてトレードアップして獲りに行くほどパッカーズが惚れ込んだ逸材。サイズ(190cm)もスピード(40ヤード走を4.4秒弱)も素晴らしく、スケールは大きいが、1年目からどれくらいやれるかは未知数。今のところ3番手か4番手。ファーガソンかウォーカーのうち、スターターになれなかった方がパントリターナーになる可能性もある。

ドナルド・ドライバー

プロ入り4年目。ということは来年フリーエージェントなので今年は勝負の年。昨季終盤、毎試合のように、リバースでビッグゲインしたのは記憶に新しい。元ハイジャンプの選手で、どうしても線が細かったが、今年はだいぶバルクアップしたという話。ファーガソンやウォーカーがもたつくようだと、2番手争いに食い込んでくるかも。

チャールズ・リー

スモールカレッジ出身の3年目。サイズはあるが粗削り。ルーキーだった一昨年よりも、昨年は逆に出番が減り、パスキャッチはわずか3回。今年もよほどキャンプやプレシーズンでアピールしないと、出番がもらえないかも。15ポンドもバルクアップしたらしい。

カーステン・ベイリー

'99年シアトルの3巡指名。ケガのために結局カットされグリーンベイに。3巡指名されたぐらいだからポテンシャルはあるはずだが、いまのところ6番手でロースター枠ぎりぎり。

その他

Windrell Hayes、 Kerry Hood,、Travis Williams、Richard Lewisの4人だが、どれもロースター入りする可能性は低い。ドラフト外ルーキーのルイスはディビジョン?でトップクラスのリターン・スペシャリストだった。リターナーとしてロースターに残る可能性はあるが、そうなるにはWRとして合格点に達しなければ。

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