グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年7月13日

スターリング・シャープがパッカーズの殿堂入り

ベテランカメラマンの Vernon Biever氏とともに、名WRのスターリング・シャープが、今年の"Packer Hall of Fame"に選ばれた。数々のチーム記録を持つ彼がパッカーズの殿堂に選ばれるのは当然のことだが、問題は彼が、NFLの殿堂入りできるかどうか。相棒だった元QBドン・マコウスキーは「真剣に考慮されればいいと思うね。ボーダーライン上じゃないかと思うけど、彼は殿堂入りに値すると僕は思う」と語る。

1988年にドラフト1巡7位でパッカーズ入りしたWRシャープは、現役7年間でキャッチ数でNFL1位になること3度。プロボウル選出5回。通算595キャッチ、103試合連続パスキャッチはどちらもパッカーズ記録。

惜しむらくは、頚椎のケガのために早期引退を強いられたことだ。あと数年続けてさえいれば、殿堂入りは確実だったはずだ。「彼は非常に誇り高い男で、そんな形でキャリアを終えたくなかったことだろう。気持ちはよくわかる」と語るのは、ヒザのケガのために同じく早期引退を強いられた、パッカーズの現カレッジ・スカウト部長ジョン・ドーシーだ。シャープと同期の'88年組のWRには、現OAKのティム・ブラウンや、元DALのマイケル・アーヴィンがいて、2人とも殿堂入りは確実だが、「シャープだって彼らに全く劣っていない」とジョン・ドーシー。

現役時代はメディア嫌いとして知られたシャープだが、皮肉にも今はESPNのコメンテーターとして働いている。彼自身が現役時代には嫌いだったような質問を、選手に対して投げかける側に回っているのだ。「確かにそれは皮肉だけど、彼は選手の気持ちをわかっていて、扱い方を知っているからこそ意味があるんだ」と元QBマコウスキーは弁護する。「彼は選手に対して敬意を払うということを知っているし、どのくらい突っ込んだ質問をしていいか分かっている」

カテゴリ : History