グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年6月15日

LBハーディ・ニッカーソンの入団会見

グリーンベイで笑顔の入団記者会見を行ったLBハーディ・ニッカーソン。「この決断する上で一番考えたことは、"パッカーになる"ということだ。このチームの伝統、歴史の一部になりたい、ということだ。ファンとしても、リーグの歴史を読んでみれば、真っ先に思いつくのはグリーンベイ・パッカーズだ。私にとって、その一員になるというのは一生に一度のチャンスだと思った」とニッカーソンは語る。マスターカードの有名なCMシリーズをもじって、"Being a Packer is priceless."と笑った。

そう言うニッカーソンだが、イーグルスとパッカーズの間で、相当悩んだのは確からしい。「非常に厳しい接戦だった。カリフォルニアの自宅に帰ってからも、家族みんなに相談した。母、叔父、妻、義理の母、親友たち。それから自分で結論を出した」とニッカーソン。そしてブレット・ファーヴの存在も決め手の一つになったようだ。彼自身、ランボーフィールドに乗り込むこと9回、一度も勝てずにいる。何回か、あと一歩のところまで追い詰めたのだが、その度にファーヴに逆転されたからだ。「だからランボーフィールドの逆サイドを経験できるのを楽しみにしてるよ」

ニッカーソンは1987年、カリフォルニア大からドラフト5巡指名でスティーラーズ入り。2年目から先発に定着し、92年までプレー。93年にバッカニアーズに移ってからは、強力ディフェンス陣の中核として、5回のプロボウル出場を果たしている。ジャガーズに移った2000年はケガで6試合にしか出場できなかったものの、昨年は15試合で116タックル、3インターセプトと活躍し、改めて存在感を示した。

全盛期と比べれば多少は守備範囲が狭くなっていることは認めたものの、今オフシーズンもトレーニングは非常に上手く行っていて、経験とハードなプレーと合わせれば、フィジカル的に失ったものを補って余りある、と本人は考えている。「今、体は非常にしっかり出来ている。この年齢でどれくらいのプレーが出来るか、昨年のプレーが目安になるとすれば、今年はもっと良いプレーができると思っている」

カテゴリ : Contract/Personnel, Player