グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年5月 6日

スタジアムの命名権売却は進展なし

2000年11月の住民投票でランボーフィールドの大幅改装が可決された時、同時に承認されたのが、「予算の助けになるようにスタジアムの命名権を企業に売却する」ということだった。しかし折悪しく、その後のアメリカ経済は景気後退局面に。

もう一つ、関係者を慎重にさせているのが、レイヴンズのPSINet・スタジアムやMLBテキサス・レンジャーズのエンロン・フィールドが、どちらもスポンサー企業の経営破たんによって命名権売却が失敗に終わったこと。今年完成予定のシアトル・シーホークスのスタジアムも、今のところスポンサーが付かず、当面は「シーホークス・スタジアム」でオープンの予定だ。

新ランボーフィールド建設予算に充てるため、グリーンベイのあるブラウン郡では0.5%の売上税を住民に課している。とりあえず$120ミリオンの値をつけている命名権が売却できれば、その税の徴収を早く切り上げることができる。しかし、今のところ企業からの申し出はなく、問い合わせさえロクにない状態が続いている。「もうちょっと待てば景気が回復するから慌てなくてもよい」という意見と「安くてもいいからとにかく売っちまえ」という意見の両方があるようだ。

カテゴリ : Lambeau Field