グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年3月23日

WRテリー・グレンの受け入れ態勢

パッカーズは、WRテリー・グレンを受け入れるにあたって、チームと彼との信頼関係を醸成することを第一に考えている。これまでの彼の失敗は、常にコミュニケーション不足が原因だったと考えているからだ。シャーマンHCはトレード前に、グレン本人について徹底的な調査をし、その結果「彼は決して悪い人間ではない」という結論に達した。「誰もが言っていた。『アイツはいいヤツだ。しかし・・・』って」とシャーマンHC。

「彼は今まで多くの問題を経験してきた。彼自身が起こしたものが多いが、そうでないものもある。彼がしたことは間違っていたかもしれないが、私には理解できる。私が魔法の杖を持っていると言うつもりはないよ。しかし、私を信頼してもらったり、そして私が味方だと信じてもらうような、そんな能力については自信をもっているんだ。心理学者じゃないけれど、その値打ちはある、とね」

薬物について。グレンが常用しているわけでは決してないと、シャーマンHCは確信している。以前にマリファナでの陽性反応が一回、それだけだと。テストを受けなかったために2度目の違反(4試合の出場停止)となったが、直後の検査では陽性反応が出なかった。

シャーマンHCは、グレンがチームにうまく溶け込めるように、すでに教育係を指名してグレンの家に送り込んでいる。元エースRBのエドガー・ベネットだ。ベネットは現在 "director of player programs"という肩書きで、特に若手選手たちの相談相手として古巣に貢献している(2月25日の記事参照)。先週、オハイオ州コロンバスのグレンの自宅で、2人はまる1日話し合い、もう少しでベネットは帰りの飛行機に乗り遅れるところだった。

また、シャーマンHCは、グレンに専門家のカウンセリングを強制するつもりはないが、そうすることは有効だとグレンを説得するつもりのようだ。グレンに限らず、チームでは常にカウンセリングを用意しており、選手が必要と感じたときには、それを利用するよう勧めている。

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