グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年1月28日

Sリロイ・バトラーの決意

33歳となったFSリロイ・バトラーは、チーム内で唯一ホルムグレン以前の時代を知る最古参にしてセカンダリーのリーダー。パッカーズのスポークスマン的存在として、どんなことにも選手を代表してコメントしてくれる、メディアにとってもありがたい存在である。ややスピードの衰えが見えてきた昨季あたりからは、派手なビッグプレーはSSシャーパーに任せて地味な役割を引き受けている。

そんなバトラーが肩を骨折して戦線離脱を余儀なくされたのが第10週のファルコンズ戦。彼はサイドラインから、まるでコーチのようにして若い後輩たちに指示を送りつづけた。シーズン終了までその状態が続き、彼は自分がいかに必要とされているかを痛感したと言う。「コミュニケーション面で、僕がフィールドにいないことは非常に痛かった。正しくディフェンスをラインアップさせ、オーディブルをコールする。それが僕の仕事だから」

ようやくケガが治ったバトラーは、今オフの大部分をグリーンベイに留まって、リハビリやトレーニングに取り組むと言う。「しっかりリハビリやトレーニングを積んで、もっと肩の周りの筋肉をつけ、速くなるつもりだ。もうすでに下半身のトレーニングはずいぶんやっているんだ」と言うバトラーは、他チームのベテラン選手の活躍に刺激を受けているようだ。「WRジェリー・ライス(OAK)、CBアエネアス・ウィリアムズ(STL)、CBエリック・アレン(OAK)を見ろよ。彼らはみんな30代半ばだ。彼らはもうだめだと誰もが思っても、彼らはいいプレーを続けてる。それは彼らがしっかりと体の手入れをしているからなんだ」

バトラーが以前から目標にしている記録は、前人未到の"20サック40インターセプト"。20サックの方は昨年11月のバッカニアーズ戦ですでに達成した。インターセプトの方は現在38。そしてもう一つの目標があるとすれば、2003年に完成する新ランボーフィールドでプレーすること。つまりあと2シーズンは、引退するつもりは全くない。

カテゴリ : Player