グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年1月10日

OTアール・ドットソンの来季は

ベテランOTアール・ドットソンは、95年以降、黄金期パッカーズの全てのプレーオフの試合に先発してきた。もちろん99年の49ers戦もそうだ。しかし今季の彼は、OGリヴェラのケガのためにこの何試合は試合の半分ほど右タックルでプレーしているものの、それまではまったく出番のない控えRTに甘んじてきた。

まだ31歳。オフェンシブラインとしてはまだ老け込む歳ではない。持病の腰痛が悪化した昨季、椎間板ヘルニアの手術のためにシーズンのほとんどを棒に振り、その間にドラフト7巡ルーキーのマーク・タウシャーが台頭したのだ。復活を期したドットソンは今季、大幅サラリーカットを受け入れてチームに残ることを選んだ。いったん解雇のあと最低年俸で契約するという形で。

しかし、タウシャーとポジション争いをするつもりで臨んだ肝心のトレーニングキャンプで、ヒザを痛めるなど細かいケガが続いて、なかなか練習にフル参加できない日々が続き、結局タウシャーの正位置を脅かすチャンスはなかった。「ポジション争いをすべき時に、僕は100%じゃなかった。本当にがっかりしたよ。

若く、成長を続けるタウシャーをパッカーズは将来も使い続けることは明らかで、この3月にフリーエージェント(1年契約だったから当然だ)となる彼の気持ちは、チームを離れることに傾いている。「こんなこと言うのは本当につらい。グリーンベイにドラフト指名され、キャリアの全てをここで過ごしてきた。心からグリーンベイを愛してる。チームを愛してる。でも、チームも決断を下さなきゃならない時がくる。彼らは来年も僕に戻ってきてほしいと思ってないかもしれないし。

「不平を言うつもりはないよ。タウシャーは僕の代わりに入って素晴らしい仕事をしたし、彼はスターターの座を自力で勝ち取ったんだ。僕は怒ってなんかいない。これも経験だ」とドットソン。彼を苦しめてきた腰痛も、ヒザの痛みも、今は調子がいいようだ。変則的な起用法ではあるが、このところ毎試合、第2・第4Qをプレーしていることは、彼自身の自信回復にとっても他チームへのアピールにも役立つに違いない。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player